車を買うべきか迷っていますか?
確かに車は経済的にも維持がたいへんです。車が欲しいけれど、もったいないと感じる人は大勢います。
でも、マイカーを持つことは経済的なことや合理性だけでは割り切れない「何か」があるのも事実です。
このページで紹介しいる5つの判断ポイントを読み進めることで、あなたのもやもやとした気持ちが何なのか、買うべきか、買わないべきか、スッキリ整理できると思います。
是非最後まで読んでくださいね。

案内するのは、新車中古車販売・国土交通省/陸運局認証車検工場を営むオートディラーの「長嶋」です。50年の経験をもと実際に起こったトラブルや解決方法を解説しています
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車を買うべきか迷っている人へ 決断できる5つの判断ポイント
車屋を初めて50年になりますが、車を持つべきか否かの相談をよく受けます。
そこでお答えしている5つの判断基準と、車を買うことのメリット、デメリットも併せて解説していきます。
まずは、もったいぶらずに5つの判断基準を先にあげておきますね。
1.利便性は高いか

車購入の判断ポイントとして最も重要なのは、どれだけ利便性があるのか、車は絶対必需品なのかです。
以下は実際に車購入の決心をした、都心に住む30代のお客様の意見をピックアップしたものです。参考にしてください。

いかがでしたか?
あなたなりに整理して考え、絶対に必要と考えるなら車を買うべきです。
不自由な思いをしていても仕方ないですからね。
ただし、車の購入にはまとまったお金や維持費が必要になります。
購入しても経済的に維持できるのか?次の判断ポイントもしっかり押さえましょう。
2.経済的に維持できるか
車の購入は、車両代金だけ支払って終わりではありません。
購入後は、経費、維持費、管理費がかかります。

以前、都心に住む大学生の息子さんが車を欲しいとの事で相談に乗りました。
でも、その息子さん、毎月かかる駐車場代や自動車保険、自動車税、車検代、ガソリン代、スタットレスタイヤなどをまったく考慮してなかったんですよね。
都心ですと、駐車場代が20,000円以上、自動車保険は20歳で年間17万円もかかります。
郊外に駐車場を借りたら安く済むのでは?と考える人もいますが、車庫証明は住居から2km以内しか許可が出ません。(車庫証明がないと車の登録ができません)
昔は軽自動車は車庫証明はいりませんでしたが、今は都心では絶対に必要です。
そんなこんなで、息子さんは仕方なく車購入をあきらめました。
車購入には、維持費が重要なカギを握ります。
すべてを計算して無理なく捻出できるのなら車を購入しましょう。
学生の車購入維持費についてはこちらにも詳しく解説しています。学生の車購入維持費についてはこちらにも詳しく解説しています。
3.純粋な車好きか、好奇心からなのか

長年車の販売をしてきましたが、車を欲しい人の中には
などの、純粋に車を愛する人もいます。
こういう人は、欲しいものは欲しい。周りがとやかく言っても収まりません。
ですから、車屋さんが言うと商売上手と思われがちですが
「お金に余裕があるのなら、迷わず買おう。そういうムダができるのは若いうちだけだけだから。」
と、背中を押しています。
本当に車が好きな人は、少しばかり経済的に窮屈な思いをしいても幸せを感じるんですよね。
買えばよかったと心に引っかかって、ず~と悶々とするより、
「自分の気持ちに投資する」と思って迷わず購入しましょう。

一方、やっかいなのは
と考える人です。
確かに、クルマを買うことによって、遠乗りドライブに行ったり、アウトドアに目覚めたりするかもしれません。
大勢の仲間と同じ時間を共有し、新しい何かを手に入れることができるかもしれません。
でも、車を持つという事は楽しいことばかりではないんですよね。
自分にも周囲に対しても責任も伴うことを忘れてはいけないのです。

4.将来へのリスク
車を購入するなら、リスクについても把握しておかなければなりません。
こうしたリスクを知ったうえで「車を購入するべきなのか」将来の自分に問いかけてみましょう。
リスクを受け入れられる人、責任が負える人は、今すぐ車を購入するべきです。
何か1つで「ももやもや」するなら、車の購入は踏みとどまり、違う選択をしなければなりません。
例えばカーリースやレンタカーです。
レンタカー
「車を購入したい」と言っていても、冷静に考えると、
「車を所有すること」ではなく・・・
「便利に車を使いたい」
「ドライブに行きたい」
だけだったりします。
だったら、レンタカーでもよいのではないですか?
最近ではカーシェアリングもありますね。
車代金を貯金で払うと資産が減り、いざという時にキャッシュがないと引き出せません。
ローンを組んだとしても、負の資産となり、別の大きな買い物ができなくなる可能性があります。
でも、レンタカーなら、時間分の料金とガソリン代金だけで済みます。
車検代、自動車保険、自動車税、駐車料金などの維持費、管理費はかかりません。
使ってみて、思ったほど車の必要性や興味を感じなければ、買わない。
必要性や興味を感じれば、改めて本格的に車の購入を検討すればよいことなのです。
ただ、レンタカーにも欠点があり、さきほどの「もやもや」を強く感じてしまう人も多いでしょう。
そんな人には車を買うより、リース車という方法もあります。

カーリース
カーリースなら、経済的な面でも車購入のリスクを軽減、解決してくれます。
私たちが車を購入する時、手続き等が複雑で頭金などの初期費用が必要です。
しかし、カーリースには一切初期費用は掛かりません。
所有権はリース会社のものですから、契約書類1枚で簡単に車を持つことができ、契約期間が終われば、最新の車にどんどん乗り変えられます。
また、車を購入した場合、ほとんどの人が想定外の支出に振り回されます。

こんなに車検代かるんのね~
スタットレスタイヤも買わなくちゃ

修理代も、自動車税もかかるワン
それなら、毎月決められたリース料を振り込むだけで、税金も保険手続きも、車検メンテナンスもリース期間終了後の手続きも全部リース会社にお任せしたほうが合理的というわけです。
車は摩耗品ですから、どんなタイミングで出費がかかるのか不安をかかえるより、トータルコストが計算できるメリットを考えると、リース料が少し高くても買うより家計が把握しやすく安心です。
また、最近では自動運転や電気自動車など最新の車が次々と販売され、新車を購入してもすぐに市場価格が低下していまいます。
いざとなったら車を売るといっても、そう高く売れませんし、売るにしても煩雑な手続きが必要ですぐにお金にすることはできないのが現実です。
と考える人は、車を買うのではなくリースを視野に入れたほうが良いかもしれません。
失敗しないカーリースの秘訣はこちらに詳しく解説しています。
5.コロナ対策での購入か
今すぐ感染リスクを下げたいなら、命にかかわるので迷わず購入しましょう。
しかし、コロナウィルスの感染を避けるために車の購入をする場合、注意すべき点がいくつかあります。
たしかに、高齢者や、お子様の送迎用途が多い家庭は、電車やバスを利用するより、感染リスクが低いマイカーを購入したいと考えるのは当然です。
リモートワークで、郊外に引っ越した人は車があると便利ですよね。
だからといって、安易に車購入に走るのはよくありません。
昨年9月から2021年3月にかけて当店でも安い価格帯の中古車が売れに売れました。
世間様も同じで、業界では前年比+67.2%もの売れ行きだったそうです。
しかし、中古車市場の需要が高まったことから、中古車の相場が高騰。
私たちプロの車屋でも、コロナ前の値段で中古車の仕入れができなくなりました。
新車においては、契約しても納車まで1年以上待ち。コロナで海外工場が稼働せず、部品供給の遅れが重なったんですね。
すぐに納車できないなら、今、契約しても、コロナ対策に車を買う意味がありません。
私たち業界では、予防接種が進むと同時に市場価格が下がると予想しています。つまり、今は買い時ではないのです。
また、日本政府は2030年以降はガソリン車を販売しないと発表しています。これからは電気自動車の時代、古い車を購入してもすぐに資産価値が落ちてしまいます。
感染リスクを下げるために、どうしても今すぐ車を購入したいなら
すぐに納車が可能な車であること。
リセールバリューが落ちない「高年式の電気自動車やハイブリッド車」などに焦点を当てたほうがよいでしょう。
まとめ 車を買うべきか迷っている人へ 決断できる5つの判断ポイント
まだ迷うなら、レンタカーやリースも視野に入れましょう。
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