ブログカードとテキストリンク、どちらを使うべきか。
そして、両方を同時に貼り付けてもよいのか。
これは、私がブログを続ける中でふと疑問に思ったことでした。
リンクは、読者を別の記事やページへ誘導する、大切な道しるべです。
どんなリンクを、どこにどう貼るかで、読者の行動やSEO評価も大きく変わってきます。
この記事では、私の経験をもとに、
テキストリンクとブログカード、それぞれの強みと、効果的な使い分け方をまとめます。
【体験談】テキストリンクとブログカードを併用してみた結果

ブログを始めたころ、私はアイキャッチ画像が目立つブログカードばかり使っていました。
読者の目を引き、クリックされることが多かったからです。
たとえば、長めの記事で関連記事を目立たせたいとき、
ビジュアルが強い記事をアピールしたいとき、
さらには挿絵代わりに軽く紹介するリンクを設置したいときなど、
手軽で便利だったのがブログカードでした。
そんなある日、
「テキストリンク(URL付き文字)のほうがSEOに有利」という話を耳にしました。
なるほどと思い、重要なキーワードが入った箇所にはできるだけテキストリンクを使うように意識を変えました。
とはいえ、読者の目を引きたい場面では、やはりブログカードも活用していました。
気づけば、
- テキストリンク
- ブログカード
と、同じリンク先を連続で貼り付けることも。
しかし、ふと疑問が湧いてきたのです。
このモヤモヤをきっかけに、
私はテキストリンクとブログカードの役割やSEO的な影響について、改めて深く調べ直してみることにしました。
【考察】リンクを2つ貼るとSEO的にどうなのか?
結論から言うと、
同じリンク先への複数リンク設置は、SEOペナルティにはなりません。
Googleの公式ガイドライン(2025年最新版)によれば:
- 複数の内部リンクがあっても基本的にマイナス評価にはならない
- ただし、最初に登場したリンク(上位のリンク)が最も強く評価される
- 不自然なリンク過多や読者にとってノイズになる設置は、間接的に評価を落とす可能性あり
つまり、
✅ 自然な文脈の中で2回リンクを貼るならOK
✅ 連続でリンクをベタ貼りすると、UX(ユーザー体験)が悪化しSEOに悪影響の可能性
ということです。
【テキストリンクとブログカード】どちらをどう使うべきか?
テキストリンクが向いている場面
テテキストリンクは、SEO対策を意識したいときに最も効果的です。
リンクテキストにキーワードを含めることで、リンク先の評価に直接つながるからです。
たとえば、
- 記事の途中で自然に関連記事を紹介したいとき
- 関連キーワードのSEO評価を高めたいとき
- ページ表示速度を重視したいとき(テキストリンクは非常に軽量)
こうした場面では、テキストリンクが最適です。
コツは、無理に「こちら」などの曖昧なリンクテキストにせず、
キーワードを含む自然な文脈でリンクすることです。
ブログカードが向いている場面
ブログカードは、読者の興味を引きたいときに効果を発揮します。
アイキャッチ画像が付くことで、パッと目に留まりやすく、クリック率(CTR)も上がりやすい特徴があります。
たとえば、
- 関連記事をしっかり目立たせたいとき
- 回遊率(次の記事への移動率)を高めたいとき
- スマホユーザーにとってわかりやすくリンクを見せたいとき
こういった場面では、ブログカードが効果的です。
ただし、後述するように使いすぎには注意が必要です。遅くなる可能性があるため、
ポイントを絞って使うことが大事です。
【注意】なぜブログカードを多用すると危ないのか?

ブログカードを多く貼りすぎると、ページの読み込みが遅くなるリスクがあります。
理由は、
- ブログカードはアイキャッチ画像(サムネイル画像)を読み込むため、
テキストリンクに比べてデータ通信量が多い - 表示に時間がかかると、スマホユーザーが離脱しやすくなる
- 特にモバイル版の**ページエクスペリエンス指標(Core Web Vitals)**に悪影響が出る
つまり、
ブログカード1つはそれほど重くなくても、数が増えるとどんどん遅くなる。
【2025年現在の安全な目安】
- 1記事につき3〜5個以内に抑える
- 本文中に連続して使う場合は2個以内
【例】
◎ 理想パターン
→ 本文中に2個、記事末の「関連記事」コーナーに3個
✖️ 避けたいパターン
→ 本文内に6個もブログカードを連続貼り → スマホ表示が重くなり直帰率アップ
両方を併用する場合のコツ
私が試した「テキストリンク+ブログカード併用」は、やり方次第で効果を発揮できます。
- まずテキストリンクで自然に誘導する
- 強調したい記事には、その後にブログカードを表示する
という流れが理想です。
リンクを2つ設置する場合も、読者にとって不自然に感じない流れを意識することが重要です。
つまり、単なる「数稼ぎ」ではなく、
必要だからリンクを貼っているという文脈を大切にすることが、SEOにも読者体験にもつながります。
【まとめ】リンクは「意図」と「文脈」で使い分ける
テキストリンクとブログカード、どちらにもメリットがあります。
だからこそ、場面ごとに適切に使い分けることが大切です。
✅ SEO効果を狙うなら、テキストリンクを意識して設置する
✅ 誘導や回遊率を重視するなら、ブログカードも活用する
✅ 両方使う場合は、自然な流れと読者目線を忘れない
リンクの貼り方ひとつで、ブログ全体の評価や読者満足度は大きく変わります。
「どちらが正しいか」ではなく、「どう使えば読者にとってベストか」を考えて、リンク設計していきましょう。