中国ドラマ『乐游原(らくゆうげん)』第3話の
詳しいあらすじ(ネタバレあり)と感想をまとめています。
本記事は、実際にドラマを視聴したうえで、
物語の流れを整理し、個人の感想を交えて書いたものです。
第1話で起きた出来事を時系列で追いながら、
登場人物の動きや背景が分かるように紹介しています。
これから視聴する方や、内容を振り返りたい方の参考になれば幸いです。
作品情報

- 作品名:乐游原(らくゆうげん)
- 原題:乐游原(楽游原)
- 話数:全40話
- ジャンル:時代劇/歴史ドラマ
- 主演:许凯(シュー・カイ)、景甜(ジン・ティエン)
- 制作年:2023年
主な登場人物・キャスト(第3話)
- 李嶷(り・ぎょく):许凯(シュー・カイ)
大裕王朝の皇族・梁王(りょうおう)の三男、皇帝の孫。
鎮西軍の元師。第3話では身分を隠したまま山賊に捕まり、
人柄や正義感が周囲に伝わっていく様子が描かれる。 - 崔琳(つい・りん):景甜(ジン・ティエン)
崔倚将軍(つい・いーしょうぐん)の一人娘。
男装して行動し、崔家軍の校尉。
第3話では、とっさの嘘や判断力、そして後悔や優しさも見える回。 - 崔公子(つい・こうし)
崔家軍を率いる将軍。
崔琳の行方不明を知り、全軍を動かして捜索を指示する。
第3話では、崔琳を大切に思っている様子がはっきり分かる。 - 桃子(とうし)
崔琳の親衛。
崔琳捜索のため山に入り、山賊のアジトで李嶷と遭遇。
誤解から李嶷を射殺しかける場面もある。 - 趙(ちょう)
山賊の一人で、李嶷の弟分的存在。
過去に潜入任務で命を救われており、
第3話では李嶷の人柄を語る重要な役割を担う。 - 謝長耳(しゃ・ちょうじ)
李嶷の部下。
第3話では郭直軍の接近を知らせ、
桃子とともに山賊の手助けをする。 - 山賊の頭
山賊たちを率いる人物。
李嶷の義理堅さに惚れ込み、鎮西軍に入れてほしいと頼む。
第3話では、物語を大きく動かす存在。 - 老人夫婦
山中で暮らす猟師の老夫婦。
郭家軍にひどい目に遭わされながらも、
李嶷と崔琳を助けるが、悲劇的な結末を迎える。
『乐游原(楽游原)』第3話あらすじ(ネタバレあり)
第3話は、山の中にいる崔家軍の場面から始まります。
崔公子は、親衛の桃子(とうし)に対し、
行方不明になった崔琳(つい・りん)を探すよう指示します。
桃子は、
「崔琳が例の香粉を使っていれば、必ず探し出せる」
と話します。
この時点では、
え、香粉?何それ?重要アイテム?
と普通に気になります。
……が、実際に出てきたのは、
毛虫に青い粉を振りかけているだけ。
正直、
それ以上の説明もなく、
だから何だったんだろう、という印象が残ります。
ただ、桃子(とうし)は常に薬箱を下げているので、
単なる護衛ではなく、
医療や薬草に通じた親衛(近侍)なのかもしれません。
伏線としては少し弱かったですが、
ここで崔公子が崔琳を本気で探している、相当大事にしているんだな、ということはよく分かります。
② 山賊に捕まった二人と、いきなり飛び出す愛人設定にびっくり
その頃、李嶷(り・ぎょく)と崔琳(つい・りん)は、山賊に捕まって縛り上げられていました。
山賊の頭から「何者だ」と問いただされると、
崔琳はいきなり、とんでもないことを言い出します。
私は皇孫・李嶷(り・ぎょく)の愛人よ。
鎮西軍の元師で、若くして十万の大軍を率いている人物。
鎮西軍はいま望州城にいる。
私を引き渡せば、大金がもらえるわ
……ちょっと待って。
身分を隠していた李嶷からしたら、完全に想定外ですよね。
当然、李嶷もびっくり。
え、まじ?という顔をします
とはいえ、ここで否定すれば話がややこしくなるので、
李嶷は仕方なく話を合わせます。
確かに、彼女は李嶷の妾で、自分は彼女の護衛官。
一緒に望州城へ向かう途中だった
という設定で乗り切ろうとします。
このあたり、
崔琳のとっさの判断力と度胸もすごいですが、
それに即座に合わせる李嶷の頭の回転もなかなか。
まだ全然信頼関係はないのに、
こういう場面では自然と息が合うのが、この二人らしくて面白いです。
頭は「昔、鎮西軍にいた者がいるから確かめる」
と言って、趙兄貴(ちょう・あにき )を呼んで李嶷を見分けさせる。
「どこのどいつだー鎮西軍をかたるのは!!」
と言いながら部屋に入ってきた趙(ちょう)だが、李嶷を見るなり
「十七郎、お前だったのか!!」と駆け寄ります。
李嶷はかつて彼の命を救った恩人で、弟分だったようです。
③ 「十七郎」で正体バレ?
「十七郎」という呼び方を聞いて、
崔琳(つい・りん)はハッとします。
えっ、こいつが十七皇孫の李嶷(り・ぎょく)だったの?
と、ここでようやく気づいた様子。
そりゃ驚きますよね。
一方で、弟分の趙(ちょう)はというと、
そもそも「十七郎」が何を意味するのか分かっていないようで、
李嶷が皇孫だということにはまったく気づいていません。
このあたり、知っている人と知らない人の温度差がちょっと面白いです。
さらに趙は、
以前の潜入捜査で二人だけが生き残り、
負傷した自分を李嶷が背負って砂漠を越えて逃げてくれた、
という過去を語ります。
その話を聞いた山賊たちは、
一気に態度を変え、李嶷の縄をほどいて解放します。
いや、さっきまで縛ってたのに、切り替え早すぎない?
とは思いつつも、
こういう「義理と情」で動く感じは、嫌いじゃないです。
李嶷の人となりが、
言葉ではなく行動で伝わる場面でもあって、
ここは結構好きなシーンでした。
④ 山賊たちの過去と、まさかの展開
趙(ちょう)たちは、自分たちは好きで山賊になったわけではない、と語ります。
この境遇はすべて大都督・孫靖(そん・せい)のせいだと。
朝廷が何度もひどい搾取を行い、
生きていくために山賊になるしかなかった、という話を聞き、
李嶷(り・ぎょく)は胸を痛めます。
このあたり、
李嶷がただの武将ではなく、人の話をちゃんと聞く人物だというのがよく分かります。
そんな李嶷の姿を見て、
山賊の頭は「こいつは情に厚く、義を重んじる男だ」と感じたようで、
俺たちの兄貴になってくれ、そして鎮西軍に入れてくれ、と頼みます。
ところがその流れで、
祝いとして崔琳(つい・りん)を殺し、天に捧げようと言い出します。
いや、急に何言ってるの?ですよね。
慌てた李嶷は、
崔琳は確かに李嶷の愛人だが、
自分にとっては心から愛している女で、
機会を見て駆け落ちしてきた相手だと、必死に嘘を重ねます。
……完全に話を盛ってます。
崔琳も、
自分がついた嘘が、ここまで膨らむとは思っていなかったでしょうね。
内心、かなりびっくりしていたはずです(笑)。
その話を聞いた山賊たちは慌てて崔琳を解放し、
このアジトで初夜の儀式をするようにと、
離れに新婚部屋まで用意してくれます。
展開が急すぎて、
さっきまで殺す気だったのに?とツッコミたくなりますが、
この振り切った流れも、ある意味このドラマらしいなと思いました。
⑤ 軍が迫る中での勘違いと、夫婦設定での脱出
そのころ、近くでは郭直(かくちょく)の軍が動いていました。
火事になった軍営から逃れてきたものの、
鎮西軍がいる望州城へ戻ることもできず、身動きが取れない状態。
そこで、この近くに山賊のアジトがあると知り、
そこを落として自分たちの拠点にしようと、山賊のアジトへ向かいます。
一方その頃、山賊のアジトでは、
用意された新婚部屋で李嶷(り・ぎょく)と崔琳(つい・りん)が寝台の奪い合い。
・・・はやく仲良くなってくれないかなとドキドキ。
そこへ突然、崔家軍の桃子(とうし)が現れ、
李嶷を射殺しようとします。
状況だけ見ると、
ベッドの上で迫られているように見えたわけで、
まあ、そう勘違いしても仕方ないかもしれません。
崔琳がすぐに桃子を止め、誤解を解きます。
そこに今度は、李嶷の部下・謝長耳(しゃ・ちょうじ)も合流し、
郭直の軍がすぐ近くまで迫っていることを知らせます。
桃子と謝長耳はアジトに残り、
山賊たちの手助けをすることに。
そして李嶷と崔琳は、
妊婦のふりをして夫婦という設定で、協力して逃げることに。
この二人の関係性が少しずつ変わってきているのを感じる場面でした。
⑥ 老夫婦の優しさと、取り返しのつかない結末
ところが、行く手には郭家軍の関所が設けられていました。
食べ物や女を奪い、横行していると、通りがかった優しい老人夫婦が教えてくれます。
老人夫婦は猟師で、捕ったウサギを市に売りに行く途中、
郭家軍の関所で止められ、ウサギを奪われたうえ、ひどく殴られたとのこと。
この話を聞くだけで、郭家軍の横暴さがよく分かります。
二人は教えられた別の山道を進みますが、
崔琳(つい・りん)は、熊の罠に落ちたときに負った足の怪我が悪化し、
歩けないうえに熱まで出てしまいます。
それを知った李嶷(り・ぎょく)は、崔琳を背負って山道を進み、
山中にある猟師小屋で一泊することに。
そこへ、先ほどの優しい老人夫婦が合流し、
捕ったキジで作った汁をご馳走してくれます。
崔琳は、お礼として自分の装身具を、
そっと老婆の衣の中に忍ばせてあげます。
この行動が、崔琳らしくて印象的でした。
しかし翌朝、小屋は崔家軍に囲まれてしまいます。
老人夫婦は「自分たちは地元の猟師だから大丈夫だ」と言い、
小屋の下に深く掘った貯蔵庫に、李嶷と崔琳を隠します。
李嶷は助けに行こうとしますが、
崔琳はそれを止めるため、李嶷に針を刺して眠らせてしまいます。
その後、卑怯な方法で、老人夫婦は崔家軍に殺されてしまいます。
目を覚ました李嶷は、崔琳を責めます。
崔琳は、李嶷を守りたかったのだと語り、
自分一人で助けられると過信していた、と後悔を口にします。
そして崔琳は、老人夫婦の亡骸を丁寧に葉で覆い、花を添え、
墓石に「恩」の文字を刻み、自分の血でなぞって追悼します。
正直、この場面はかなりつらいです。
善意で助けてくれた人が命を落とす展開は、
見ていて胸にきます。
崔琳の強さと同時に、
判断の重さ、そして後悔まで描かれていて、
第3話の中でも、いちばん印象に残る場面でした。
⑦ まとめ|私の感想 少しだけ距離が縮まった第3話
第3話は、李嶷(り・ぎょく)と崔琳(つい・りん)の
正義感や性格が、かなりはっきり分かる回でした。
これまでの二人は、
信頼するどころか、お互いに騙し合い、探り合いばかり。
一緒に行動していても、どこか一線を引いていました。
でも第3話では、
その距離が一歩、確実に近づいた感じがします。
李嶷が趙(ちょう)を助けた過去の話や、
彼を慕う人たちが自然と集まってくる様子を見て、
崔琳は心を動かされたように見えました。
今まで崔琳は、
「李家の人間は武芸もダメだし、ろくな人間がいない」
とはっきり言っていましたよね。
それが、
目の前にいる男が李嶷だと分かってからは、
明らかに一目置いた感じ。
この変化が、とても分かりやすかったです。
ただ、相変わらず衣装はボロボロ。
今回も農民の格好で、
皇太子とか王子様感は、ほぼゼロでした(笑)。
でも、この「王子様に見えない皇太子」な状態があるからこそ、
この先ちゃんとした姿を見せる場面が、
より映えるんじゃないかなと期待しています。
信頼はまだ完全じゃない。
でも、もう「ただの利用し合い」ではない。
第3話は、
そんな二人の関係が変わり始めたことを感じられる回でした。

