ブログ歴7年。1000本以上の記事を投稿し、画像にも毎回きちんとaltテキストやタイトルを入れてきました。
でも、検索順位を本気で上げたいと思ったときに気づいたんです。
画像ファイル名・タイトル・altテキストを全部同じにしていたのは、SEO的に非常にもったいない設定だったと。
この3つにはそれぞれ異なる役割があり、書き分けることでGoogleの評価も変わることを実感しました。
本記事では、実際に私が運営しているサイトの画像を使いながら、**検索順位を上げたい人のための“画像設定のルール”**を具体的に解説します。
なぜ画像設定に3つも名前があるの?違いと役割を理解しよう

ブログで画像を使うとき、私たちが設定するのは主にこの3つです。
- ファイル名:PCに画像を保存する時の名前(jpgやpngの手前)
- 画像タイトル:WordPressにアップロードしたときに設定する名前
- altテキスト(代替テキスト):記事に画像を挿入する時に書く説明文
どれも画像の設定ではありますが、使われる場面もSEOへの影響も全く違います。
まずはこの3つの違いを、わかりやすく一覧表で整理してみました。
項目名 | タイミング | 用途 |
---|---|---|
画像ファイル名 | カメラ → PC保存時 | サーバーに保存される物理ファイルの名前 |
画像タイトル | WordPressにアップロード時 | 管理画面上の表示名。テーマによってはツールチップ表示にも使用 |
altテキスト(代替テキスト) | 記事に貼り付けるとき | Googleや音声読み上げソフトが“画像の内容”を理解するために使用 |
✅ 私もずっと、ファイル名・画像タイトル・altテキストを全部同じにしていました。
「丁寧に入力してるからこれでOKでしょ?」と。
でも、使われる場面も役割も違うんだから、“最適な言い方”があるのは当然ですよね。
本当に検索順位を上げたいなら、ここは手を抜けません。
とはいえ、毎回ゼロから考えるのは正直めんどう……。
そこで次に、“簡単で効果的な書き分けルール”をご紹介します。
SEOに強い構成を目指す方は、ここをベースに自分のやり方を見つけていくのがおすすめです。
ファイル名・画像タイトル・altテキストの“簡単法則”

SEO対策として画像の設定をするときに、最初に意識すべき3つの要素と考え方を整理しました。
ここでは「のり付きおにぎり(昆布入り)」を例に、誰でも実践できるルールをご紹介します。
📁 ファイル名(PC保存時)
おすすめファイル名:
onigiri-kombu-handbreak.jpg
- ✅ 英語+ハイフン区切りで、画像の内容がひと目でわかるように
- ✅ 日本語やスペースは避ける(文字化け・URLの不具合を防ぐため)
- ✅ 「onigiri」「kombu」「handbreak(手割り)」など、検索されやすいワードを含めるのがポイント
🔍 Googleはファイル名もクロール対象なので、画像の中身を伝える“ヒント”として活用されます。
💬 補足:ファイル名は英語である必要はありません。ただし、日本語を使うとURLでエンコードされて長くなり、文字化けして見づらくなることがあるため、英語の方が管理や共有の面では実用的です。
🏷 画像タイトル(WordPressにアップロード時)
おすすめタイトル: のり付きおにぎり 半分に割った中から昆布が見える写真
- ✅ 自分があとで探しやすいように、管理用として日本語で具体的に
- ✅ WordPressのメディアライブラリで写真を検索しやすくなる
- ✅ テーマによっては読者の画面にマウスオーバー表示されることも
💡 無駄にせず再利用するには「自分で理解できる命名」がコツです。
🔤 altテキスト(記事に貼るとき)
おすすめaltテキスト: 手で割ったおにぎりの中から、昆布の具材が見えている写真。のりで巻かれた手作り風。
- ✅ 読者が画像を見なくても内容が伝わる自然な説明文
- ✅ SEOクエリとして「おにぎり」「昆布」「手割り」などをさりげなく含める
- ✅ 音声読み上げやGoogle画像検索にも対応
🔍 altは“視覚的説明”と“検索キーワードのヒント”を両立させる項目です。
💡 altは「目の見えない人に向けた説明文」と考えると、自然な表現が書けます!
【実例で解説】コストコのチキンケサディーヤ画像をどう活かすか

私が実際にレビュー記事で使用した画像をもとに、SEOの観点から「どんな設定をすれば検索に強くなるか」を解説します。
この記事は、コストコのチキンケサディーヤ実食レビューの中で使ったもので、「写真1枚の設定で、どこまでSEO効果を上げられるか」を意識して書いた記事です。
✅ この画像、何を説明するために使っている?
たとえばこの画像:
「チキンケサディーヤのトルティーヤをめくって、中の具材を見せた写真」
具材の彩りや種類、ボリュームが伝わることで、中身に関する疑問に直接こたえる画像になっています。
この写真があることで、記事の中では以下のような目的を果たしています:
- 「中にどんな具材が入っているの?」という読者の疑問に応える
- 「野菜やチーズの量は? 彩りは?」など、買う前に気になる情報を視覚で伝える
- 商品のリアルな内容(実物の断面)を示すことで、信頼性がアップ
つまり、“商品レビューに説得力を持たせる画像”であると同時に、リアリティと説得力を持たせるための画像です。
これがSEOにどう関係するか、次で掘り下げます。
✅ Googleに伝えたい「意図」とは?
Googleは、画像の中身そのものを完全に“視覚的に”理解しているわけではありません。
Googleは画像を目で見て内容を理解しているわけではありません。
代わりに、altテキストやファイル名、周辺テキストから画像の意味を推測します。
だからこそ、画像を「なんとなく置く」のではなく、
「これは、コストコ チキンケサディーヤの中身(具材)を視覚的に紹介している写真です」
と明確に伝える工夫がSEOには必要なのです。
✅ 上位表示している検索クエリの実例(参考)
「コストコ チキンケサディーヤ」で検索すると、以下のようなクエリが上位に:
- コストコ チキンケサディーヤ 中身
- コストコ チキンケサディーヤ 調理
- コストコ チキンケサディーヤ カロリー
- コストコ チキンケサディーヤ サルサソース
- コストコ チキンケサディーヤ 美味しい/まずい
→ これらは「読者が実際に知りたいこと=検索意図」です。す。
✅ 上位クエリの調べ方(簡単ステップ)
- Googleの検索窓にキーワードを打ち込む
→ サジェストを確認(検索数の多い言葉が出ます) - 上位サイトの記事をチェック
→ タイトル・見出し・alt属性に使われている語句を見る - Google画像検索も使ってみる
→ どんな画像が表示されるか、どんな画像が上位にいるか
✅では、SEOとして何をどこに入れるべきか?
この画像の価値をGoogleに伝えるには、以下の設定が鍵になります:
設定項目 | SEOで意識すべきこと | 例(具材断面の画像) |
---|---|---|
ファイル名 | 画像の中身+検索語 | costco-quesadilla-inside.jpg |
画像タイトル | 管理しやすく、内容が明確な名前 | コストコ チキンケサディーヤ トルティーヤをめくった中の具材 |
altテキスト | 視覚的説明+検索ワードを自然に含める | チキンケサディーヤのトルティーヤをめくって、野菜と鶏肉の具材が見える状態を写した写真 |
キャプション(必要なら) | 検索意図にマッチする文脈を作る | トルティーヤの中には鶏肉、パプリカ、チーズなどがしっかり詰まっていて、食べごたえあり! |
✅ 読者のためでもあり、Googleのためでもある
このように、「画像をなんとなく載せる」のではなく、
読者の検索意図を満たしながら、それをGoogleにも伝える設定をすることで、画像がSEOに大きく貢献します。
Googleは記事を“文章だけ”ではなく、“画像も含めて”評価しています。
そしてその評価は、正しく補足説明された画像にこそ高くつくのです。
まとめ:画像1枚にも、伝える力とSEO効果がある
画像は、ただの“飾り”ではありません。
altテキスト・ファイル名・タイトルを適切に設定するだけで、検索順位や読者の満足度に直結する重要な要素になります。
特に今回のように、商品レビューやレシピなど“実体験”を見せる記事では、
画像の意味を正しく伝えることで、Googleにも読者にも伝わる価値ある記事になります。
✅ 今日のポイントをおさらい
- ファイル名は「半角英数+ハイフン」で検索語を含める
- 画像タイトルは“自分の管理用”として日本語でOK
- altテキストは“見えない人に説明する”気持ちで自然な一文に
- 画像の意図と検索ニーズが合っているか?常に意識!
わざわざ撮った1枚の写真。どうせなら、見た人・検索エンジンの両方に伝わる形で届けてみませんか?