暑い夏に嬉しい「麺のお弁当」
冷たくて、つるつるとのど越しの良い「麺のお弁当」は夏の暑さで食欲がない時にお勧めです。でも、時間が経つと麺はくっついて固まり、食べにくいと感じる方も多いはず。
そこで、「時間が経ってもくっつかないコツ」「冷やしうどんの詰め方」「麺のお弁当 アレンジレシピ」を紹介しています。
麺のお弁当★時間が経ってもくっつかないコツ/冷やしうどんの詰め方を解説
「麺」がくっつかない/固まらないコツ
麺は茹でてから時間が経ってしまと、くっついたり、固まってしまうのは、小麦粉のグルテンが冷えて固まるからです。
でも麺のお弁当は、工夫することで固まりにくくすることが出来るのでぜひ、試してみてくださいね。
麺同士がくっついたり固まるのを防ぐコツは、
などの工夫をすれば「くっつき」を防ぐことができます。
特に、うどん・ひやむぎ・蕎麦の場合ぬめりが多いので、しっかり水でぬめりを落とすとくっつきません。さらに、サラダオイル/オリーブオイルを麺と絡めておけば、完璧です。
面倒な方は、麺つゆですっとほぐれる流水麺を使うと便利ですね。
冷やしうどんの詰め方
巻きす・スノコを利用
冷やしうどんなど、麺にオイルを絡めるのに抵抗がある方は、食べやすく「1口サイズ」にしておくと固まっても食べやすく、子供たちに好評です。
フォークでくるりと巻いていれたり、指にくるくる巻きつけて入れると詰めやすいです。
麺の下に巻きすを敷いてスノコにする事で、水気を切って食べやすくなります。
上の冷やしうどんの写真は、蕎麦ざるについていた小さな巻きすを使っています。100均で売っているミニ手巻きずしセットを利用しました。
お弁当箱にスポッと入ってしまうので試してみてください。
新たに購入するなら、衛生的に良い樹脂製(ビニール)の巻きすが売っています。ビニール製なので簡単にハサミでカットできるのでお勧めです。
スノコが付いたお弁当箱も販売しています。
保冷剤を利用
夏のお弁当に食欲をそそるのは、何といっても「冷えた食感」です。
保冷材や保冷バッグを利用すれば、時間が経っても冷えた「麺のお弁当」を食べれます。
お勧めは、保冷剤一体型のお弁当箱 です。
保冷材一体型のお弁当箱は、フタに保冷剤が内蔵されています。
フタを冷凍庫で一晩凍らせ、翌日いつもどおりにお弁当を詰めるだけでOK。時間が経っても冷やしうどんが食べれます。
麺の時だけでなく傷みやすい夏のお弁当のおかずにも最適でお勧めです。
夏のお弁当の傷まない工夫や、冷え冷えレシピはこちら。夏のお弁当グッズも紹介しています。
麺つゆは氷を入れて冷やして持っていこう
麺つゆは氷を入れて冷やして持っていくと、さらに美味しくいただけます。
ビンに入れて、保冷材や保冷バッグで固めるのも良いですが荷物がかさばりますよね。
麺つゆは食後に残る事が多く、捨てる場所がな時は持ち帰らなければなりません。
そんな時は麺つゆを小さな水筒に入れていくと密閉性が保たれますし、荷物もかさばらずすっきりです。
また、スープポットやランチジャーは保温効果だけでなく保冷効果もあります。
せっかくの「麺のお弁当」・・・麺つゆはキンキンに冷やし氷を浮かべて「スープポット」または「ランチジャー」で持っていくのもおすすめです。
※ただし、氷は解けるので麺つゆは濃い目に作りましょう。
麺のお弁当 アレンジレシピ
「蕎麦いなり」
我が家では、そば稲荷が夏の「麺のお弁当」に好評です。
そば稲荷は、山梨の一部地域でお盆に食べられている郷土料理です。
稲荷の皮の中に、酢飯の代わりに茹でた蕎麦を入れて食します。蕎麦だけてでなく、「素麺」や「冷や麦」を入れる事もあります。
食べ方は、稲荷の皮をつかんでそまま大きな口でパクリと食べます。
蕎麦の上に乗ったワケギやワサビの香りが鼻をぬけ、とても美味しいです。麺つゆや醤油を少々たらしていただいても美味です。
写真の蕎麦いなりの隣は、「酢飯」が入った「三色稲荷」です。
「蕎麦だけでは物足りない。夕方にはお腹がすいちゃう」なんて人には、ご飯と麺のセットが良いですね。
いつと違う「麺のお弁当」ぜひ挑戦してみてください。
きっと「また、作ってね」っと喜ばれるお弁当になります。
次に紹介するレシピは、我が家の子供たちに大好評の「ラーメンサラダ」です。
とても簡単で、ぱぱっと作れる夏の麺のお弁当です。
ラーメンサラダ風「豚しゃぶ冷やし中華」
「ラーメンサラダ」って聞きなれませんが、北海道の人なら知ってるかもしれません。
ちょっと古い話しですが、阿部寛主演のドラマ「ゴーイングマイホーム」。
ドラマで宮崎あおいさんが作っていた『 ラーメンサラダ』 がとても美味しそうと、娘のリクエストに答えて作ってから 我が家の定番料理になりました。
「サラダ感覚で味わえるラーメン」として、 札幌グランドホテルの料理長が考案して以来、 北海道民食として人気だそうです。
材料 ラーメンサラダ風★豚しゃぶ冷やし中華
材料 1食分 |
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流水麺 冷やし中華 | 1食分 |
豚肉 しゃぶしゃぶ用 | 100g |
ゆで卵 | 1個 |
プチトマト | 2個 |
きゅうりスライス | 1/3本分 |
紫キャベツスライス | 少々 |
レタス | 少々 |
イタリアンパセリ | 飾り |
ブルーベリー | 2個 |
◆調味料他 | |
ドレッシング | |
胡麻ドレッシング | 大さじ5 |
マヨネーズ | 大さじ5 |
麺つゆ2倍濃縮 | 少々 |
酢 | 少々 |
その他 | |
オリーブオイル | 小さじ1 |
昆布つゆ | お玉に半分 |
レシピ ラーメンサラダ風★豚しゃぶ冷やし中華
1.麺を洗ってほぐす
麺はほぐれやすい流水麺の「冷やし中華」バージョンを使います。
2.麺をオリーブオイルとからめる
麺は、時間が経ってくっつかないよう、念のためオリーブオイルを小さじ1入れて混ぜています。
3.肉を茹でる
小鍋にお湯を沸かしたら、麺つゆをお玉に半分ほど入れて、豚しゃぶ用の豚肉を茹でます。
昆布つゆを使うと、豚肉の臭みがとれます。
4.タレを作る
ドレッシングの材料を混ぜて食べるタレをつくります。マヨネーズと市販の胡麻ドレッシングを1:1で混ぜ容器に入れます。
麺つゆは2倍濃縮/酢は傷み防止です。
ドレッシングやマヨネーズの量は、容器や麺の量に合わせて調節してください。
5.盛り付ける
胡瓜、ブチトマト、紫キャベツなどを切って盛り付けます。
冷めた豚しゃぶと、茹でて老いた卵もスライスしてのせます。家庭菜園でとれたブルーベリーはおまけで。
野菜を麺に入れ、タレをかけたら 全部よくかき混ぜて、つるつるといただきます。