濃厚トマトジュースたっぷり使って炊き上げたる「トマトシーフードピラフ(パエリア風)」のレシピを紹介しています。
ピラフ/パエリアは、お鍋で炊かなくても、コツさえ解れば簡単に「炊飯器」で作れます。
ピラフ/パエリアを炊飯器で作る方法、失敗しない方法や、失敗する原因も解説。
炊飯器メーカー別に美味しく炊ける分量などの「炊飯器対策」、失敗した時のリメイクメニューも紹介しています。
失敗しない炊飯器レシピ★トマトジュースでシーフードピラフ (パエリア風)
トマトシーフードピラフ (パエリア風)は、濃厚トマトジュースの酸味とシーフードのうまみで、食欲のない夏でもさっぱりいただけます。
特に難しい調味料はいりません。絞ったレモンをたっぷりかけていただきます。
トマトシーフードピラフ (パエリア風)★材料
Today’s menu
米 | 3合 |
あさり | 15粒ほど |
海老 | 3~4匹 |
プチトマト | 4個 |
玉ねぎみじん切り | 1/3個分 |
ウィンナー | 4~5本 |
レモンまたはライム | 1個 |
ブラックオリーブスライス | あれば少々 |
イタリアンパセリ | 飾り |
トマトジュース(濃いめのもの) | 240cc |
オリーブオイル(炒める) | 適宜 |
白ワインまたは日本酒 | 大さじ4 |
塩・黒コショウ | 少々 |
ニンニクすりおろし | 少々 |
コンソメ | 2粒または大さじ1.5 |
トマトシーフードピラフ (パエリア風)★レシピ
recipe
1.お米を研ぐ
お米を2合とぎ、水を切ったら炊飯器に入れ冷たいトマトジュースを入れます。トマトジュースは濃い目のものがお勧めです。
2.材料を調理します
玉ねぎとプチトマトを炒めます
玉ねぎとプチトマトをオリーブオイルで炒めたら 塩コショウし炊飯器に入れかき混ぜます。
材料を蒸します
フライパンにオリーブオイルを敷き、ニンニクすりおろしを入れ火を通したらアサリを入れて白ワイン(日本酒)を入れ蓋をし蒸し焼きにします。浅利の煮汁とコンソメを炊飯器に入れて溶けるまでかきまぜます。 ここで水を足して水加減を炊飯器の「おこわモード」2合の目盛に合わせます
エビを焼きます
海老は塩を振り、フライパンで殻ごとオリーブオイルで焼きます。
3.材料を炊飯器に入れて炊きます
浅利と一緒に炊飯器に入れ、炊飯器の「炊き込みご飯モード」スイッチを押して炊き上げます。「炊き込みご飯モード」がなければ、若干水を少なくして普通の白米を炊くモードで大丈夫です。
4.盛り付け
お皿に盛り付けたら、お好みでチョリソーなどの焼ウィンナー、 オリーブスライスをトッピングして出来上がり。 レモンをたっぷり絞っていただきます。
ピラフ/パエリアに最適な「炊飯モード」とは
炊飯器でピラフやパエリアを炊く場合、どのモードで炊けばいいのか悩まれる方が多いようです。
ピラフやパエリアは、いうなれば「洋風炊き込みご飯」の事ですので、炊き込みご飯モードで炊くことをお勧めします。
炊飯器でピラフ/パエリアを上手に作るコツ
米はつけ置きしないですぐに炊く
白米を炊く時は米を水につけてから炊きますが、ピラフやパエリアの場合付け置きしません。
ピラフやパエリは調味液につける事になるので長時間置くと塩分やうまみが下に下がり、炊き上がりに味のムラできてしまいます。
調味液を入れて炊くピラフやパエリアは、つけ置きせずにすぐ炊くと上手に炊きあがります。
大量に作ると必ず失敗する!!
私も、何度か欲張って多めに作った経験がありますが、必ず失敗します。
ホームパーティの際、欲張って1升炊きの炊飯器めいっぱい炊いてしまい失敗、ベチョベチョになり、とても食べれませんでした。
でも、「大量に作って失敗した!!」という経験は意外とみなさん多いようですね。
失敗する訳は、きちんと炊飯器の取扱説明書にも書いてあるんです。
炊飯器には美味しく炊ける量があります。(次のpoint参照)「具材は米の質量の30~50%が適量」 とありますので具や米は多めに入れ過ぎないよう注意しましょう。
炊飯器メーカー別 失敗しない炊飯量
炊飯器の取扱説明書(仕様部分)に記載されている炊き上げ目安を調べてみました。
一般的に、
1升(10合)炊きの炊飯器では6合
が美味しく炊けて失敗しない目安のようです。
各モードには決められたセンサーがあり、これを大幅にずれる場合はきちんと炊き上がらないそうです。
注意★古い炊飯器では例外もあります。
我が家の炊飯器は5年ほど前に購入した古い1升炊きですが、6合炊くと失敗します。4合を試してみましたが失敗する確率が増えたので3.5合までにしています。
価格ドットコムで一番売れている炊飯器のメーカーと機種を選び一覧表にしました。参考にしてください。
メーカー | サイズ | モード | 美味しく炊ける目安 |
◆象印 極め炊き NW-JT10 | 5.5合炊き | 炊き込みモード | 0.5~4合 |
10合炊き | 炊き込みモード | 2~6合 | |
◆パナソニック 踊り炊きSR-PA108 | 5.5合炊き | 炊き込みモード | 1~3合 |
10合炊き | 炊き込みモード | 2~6合 | |
◆タイガー圧力IH炊飯ジャー〈炊きたて〉JPC-A102 | 5.5合炊き | 炊き込みモード | 1~3合 |
10合炊き | 炊き込みモード | 2~6合 |
5.5合炊きで大量に作る必要がある時やホームパーティなどの時は、面倒ですが3合を2度炊きにすると良いですね
炊飯器センサーの誤作動は具材の温度が原因
炊飯器の中には温度センサーが内蔵されています。
パエリアやピラフの具を作って冷まさず、熱いまま米と一緒に入れて炊き込みご飯モードで炊いたら、温度センサーが「もう炊けた」と勘違いして炊けずに保温になってしまう事があります。
また逆に、冷凍の具材を入れて炊いた場合も誤作動が生じで炊けない事があるようです。
「あれ~炊けてない!! 炊飯器壊れた??」
とあわてず、きちんと常温になるのを待ってから炊き直しましょう。
今回のレシピは、炊飯器の誤作動を防ぐ為に「冷たいトマトジュース」を使用して、熱い具との温度バランスをとっています。
大量に作った/失敗した時のリメイクレシピ
炊飯器の分量を守っていれば滅多に失敗することはありませんが、水の量を失敗して芯が残った/ベトベトになった/大量に作って飽きたなどの場合のリメイクメニューをメモしておきます。
・霧吹き等で水分をかけた後レンチン
・ホワイトソースもしくはトマトソースチーズを乗せてドリア
お弁当にも嬉しいピラフ/パエリア
ピラフ/パエリアはお弁当にも喜ばれます。炊飯器で炊くから朝でも簡単、調理は炊飯器に任せてゆっくり支度が出来ます。エビを載せて豪華でうれしいお弁当の出来上がりです。
暑い時期にピラフ/パエリアをお弁当にする場合、あらかじめご飯にレモン汁を混ぜておくと傷みません。
スペイン本場のパエリア
パエリアは、スペインのバレンシア地方の郷土料理です。
バレンシアの人達にとってパエリアは日曜日に家族で集まって食べたり、パエリア祭りがあるほど街の人々から愛されているソウルフードなのです。すごい大鍋の迫力にびっくりですよね。
パエリアはジャバニカという種類の米と野菜や魚介類、肉などの具材やスープと一緒に炊き込む料理です。パエリアは スペインを代表する世界的に人気の料理の一つだと言えます。
地元では、パエリア鍋という大鍋で炊き込むのがふつう。バレンシアでは夕方になると家の外で薪をたき、大鍋でパエリアを作っている姿が風物詩となっているようです。もちろん、日本でもパエリア鍋は売っているので興味のある方は本格パエリアに挑戦してみるのも良いですね。
まとめ
・米は調味液につけ置きしない
・大量に炊くと失敗する
・常温にしてから炊飯器のスイッチを入れる
・お弁当に入れる場合は、ご飯にレモンを混ぜて傷み防止