お正月にバケツやたるで売っている酢だこ。とっても美味しいですよね~。この酢だこがなんと、家庭で美味しく簡単に作れちゃいます。新鮮なので売っている酢だこより柔らかくずっと美味しいです。
作り方は、茹でたタコを購入して漬ければ簡単。1~2日で食べれます。
今回は生だこからの処理も合わせて「酢だこレシピ」を紹介しています。作り方は、寿司板前職人からの直伝なので美味しさ間違いなし。釣り好きの方や、市場で水だこをお安くゲットできた場合などにもお役立てください。
柔らかい赤い「酢だこ」の作り方★生たこ処理レシピ/お正月おせちにも
先日、タコ好きの主人の為に市場で水だこを見つけて買ってきたんです(*^_^*)タコの処理は寿司板前の叔父からの直伝で何度か経験がありましたが、こんなバカでかいのは初めて(笑)
1/3はタコ刺し、タコ天で、残りの部分は娘が大好きな「酢だこ」を作りました。1~2日調味料に漬けるだけで簡単、美味しくいただけます。
柔らかい赤い「酢だこ」の作り方 材料/調味料
材料 | 分量 |
---|---|
生だこ 今回は水だこ 小さなタコなら足5~6本 | 足1本 600kg |
あら塩 | 3握り とにかくたくさん |
寿司酢250ml+水100ml (タコがつかるくらい) | ◆寿司酢がない場合 普通の酢250cc/砂糖大さじ6/水100cc/薄くち醤油大さじ3/塩大さじ1/顆粒かつおだし大さじ1(好みで調整) |
板昆布 | 1/2枚 |
鷹の爪 | 3個 |
食紅(赤いタコにしたい場合) | 耳かき1杯 |
タコの下処理
塩で洗う
生タコは塩を塗り込んで、ぬめりが取れるまで綺麗に汚れを落とします。
水だこの場合は、けっこう魚屋さんがぬめりや汚れをとって店頭販売しているのですぐに綺麗になりますが、念のために吸盤もしっかり塩もみして洗いましょう。
ぬめりをとる
釣ってきたタコは、汚れやぬめりがひどいため、吸盤をひとつづつしっかり塩もみして5~7分、ぬめりを取ります。ひどい時は、歯ブラシやたわしなどでこすって落とします。
泡立つまでしっかり汚れを落とす
もんだ汁が泡立って、ぬめりがとれて来たら綺麗に水で洗い流します。
目玉や口をとる
洗い流したら、目玉や口がある場合、包丁で取り除きます
タコの茹で方・ゆで時間
茹でる
沸騰したたっぷりのお湯に、ひとつまみ塩を入れたら、細い足の方からゆっくり生タコを入れて茹でます。
ゆで時間の調整
太くて大きい水だこの場合は沸騰したお湯に入れてからは5分。これ以上だと硬くなってしまいます。小さなタコの場合は、3~4分。タコの足がくるんと丸まったらOKです。
氷水につけて粗熱をとる
茹で上がったら、すぐに氷水につけて1~2分粗熱を取ります。この粗熱をしっかり取らないと、タコが余熱で堅くなってしまいます。
S字フックに吊るす
板前の叔父からS字フックに吊るす???と最初に聞いたとき驚いたのですが、S字フックに吊るすのには訳があります。
茹でたばかりのタコは、芯が半生状態です。S字フックに吊るして直線にすることで、中心に少し残っている粗熱が加わり、タコが丸まらずにピンとなって切りやすくなると言う訳。
凄いですね~昔から伝わるタコ茹でのコツなんですね~
さて、吊るし方ですが・・・
触って熱がとれたと感じたら、吸盤をS字フックにひっかけて吊るします。ゆで汁がぽたぽた垂れても良いよう下にボールを置いておきます。
なんだか、、我が家に奇妙な風景が・・・
写真を撮って娘にラインしたら「何じゃそれは~!!!!」と、気味悪がられました。
そりゃ~そうですよね(笑)
酢だこの作り方
調味料を入れる
10分ほど吊るしたのち、ジブロックに入れ分量の「寿司酢+水」を入れます。
今回、昆布だしの入ったものを初めて使ったのですが、昆布の香りや旨みが強くて、タコの味が負けちゃうと感じました。ですから、どちらかというと直伝の普通の酢のほうがお勧めです。
普通の酢の場合は、板昆布と鷹の爪を一緒に入れると美味しく仕上がります。酢の分量は上の材料をご覧ください。
赤い酢だこ 食紅の分量
赤い酢だこにしたい方は、食紅を入れます。
食紅は付属の耳かきのような小さいスプーン1杯でほんのり紅色、3杯入れると強烈な赤になります。地方によっては、真っ赤なタコが一般的です。
今回は2杯入れているので、自然な感じで良い色に仕上がっています。
冷蔵庫で漬けこむ時間
2日間冷蔵庫で漬けこみます。薄味好みの場合は、1日でOK。
時々ひっくり返してまんべんなくつかる様にして出来上がりです。食べてみて酢が強く感じたら、水に10分ほどつければ味が薄くなります。
スライスしてみると、中心がやや半生で柔らかくて本当に美味しぃぃぃ~♪
家族に大好評、あっという間になくなりました。
生タコ作りごくろうさまでした。
まとめ 柔らかい赤い「酢だこ」の作り方★生たこから処理レシピ/お正月おせちにも
茹でたタコからも、調味料に付ける事で簡単に酢だこが作れます。
でも、本来の美味しさを思うと、ぜひ、「生だこからチャレンジ」してほしいです。
生タコは、半生に茹でて氷でしめS自フックに吊るすことで余熱でちょうどいい柔らかさになります。その歯ごたえ、美味しさと言ったら、買ってくる酢だこより比べ物にならないくらい美味しいです。酢だこにせずに、ワサビ醤油で食べても良いですよね~
ぜひチャレンジしてみてください。