このページでは、家庭菜園で育てているオクラを育てている筆者が、収穫後に腕や手にひどい痒みと、赤い湿疹ができた体験と、収穫時にかぶれない為の対処法をお話ししています。
オクラの収穫★赤くかぶれて痒いのは、産毛・透明のつぶつぶ・ねばりが原因?
オクラは、とにかく痒い!!
なかなか成長せず心配していたオクラが、8月になるとぐんと背を伸ばし、実をつけるようになりました。
ところが、オクラの収穫後、なんだか腕や手が痒い
いつものように雑草などを触ると痒くなる「草かぶれ」だな~
洗えば直る・・
と、水道で両腕を良く洗ったのですが、夜になり入浴後にすごい痒みが・・・
ハンドクリームにかぶれ?と思い、手をよく洗うと落ち着いたのでそのまま就寝。
ところが、翌日の深夜、またも同じ痒みが・・・・
今度は、腕にぽつぽつと赤い湿疹が出ています。
熱帯夜だったので、腕まで汗でじんわり・・・痒みが増していきます。
ボディクリームの口コミを調べたけれど、該当する疾患はありません。
念入りに腕を洗って、冷凍庫に入っていた保冷材で冷やしたところ20分ほどで収まり寝る事が出来ました。
オクラのかぶれの原因は?
かぶれの原因は、オクラの「うぶ毛」?
翌日、再び菜園でオクラの収穫をしていると、
あらまあ、同じ痒みが・・・・
オクラって「実」に「うぶ毛」が生えているけれど・・・
よく見ると、オクラの「葉」も「茎」も「うぶ毛」があります。
そして、こっちの「うぶ毛」は少し硬い!!
このうぶげの生えたオクラの葉を触ると、とにかくチクチクして痒い~!!
かぶれの原因は、オクラの「葉先」が手や腕に触れ、「うぶ毛」がまとわりついたことに間違いありません。
オクラに透明のみず玉を発見!!
さらにオクラの木全体に、透明の水玉が沢山!!
害虫の卵ではないかと調べてみると、これは、オクラのねばねば成分の「ムチン」だとか。
2~3粒、手にとって潰してみると、確かに粘りがあります。
オクラを収穫して切り落とした茎も、ねば~と糸を引いています。
そういえば、私は、山芋を触ったり、食べると口の周りが痒くなります。
オクラの切り口の粘りや、水玉ムチンに、素手で触ったことも、かぶれの原因かもしれません。
オクラ農家では、素手でオクラに触れない
そこで、道の駅にオクラの出荷をしている農家の友人に電話をして聞いてみると
農家では、かぶれるから素手でオクラを触らないよ~
痒くなるから、オクラを作らない農家さんもいるくらいだよ。
との事でびっくり。
オクラは、かぶれると痒いよ~
ひどくなると、ステロイド剤をぬらないと直らないよ~
敏感肌の人は、きちんと防備して収穫しなくちゃだめだよ。
という事で、オクラ農家の友人に教わった「収穫時にかぶれない為の対処法」を紹介します
オクラ 収穫時にかぶれない為の対処法
対処法1.長袖とビニール手袋で収穫
「収穫時にかぶれない為の対処法」は簡単。
暑い日でも、長袖の服、手袋などで皮膚を隠し、完全防備で収穫をすることです。
軍手は「うぶ毛」が付きやすいので、ビニール製やゴム製の手袋が良いとの事。
私は、写真の通り、腕子と薄手のゴム手袋で対処。
オクラの先端を持ち、なるべく全体に触らずに収穫します。
この方法で収穫後、手には痒みが出なくなりました。
ただ、成長が良いオクラは背丈ほどにもなるので、顔や首にも葉があたって、痒いんですよね~
これについては、帽子をかぶったり、首に手ぬぐいを巻くとかで対処しなければなりません。
対処法2.着ていた服はすぐに洗濯する
また、オクラの収穫時に着ていた服は、痒みの原因の産毛やムチンが付いているので、すぐに洗濯します。
農家さんでは、オクラの収穫後は、必ずシャワーを浴び、着ていたものはすぐに洗濯するそうです。
確かに、うぶ毛や水玉ムチンが付いていそうですね。
腕子や手ぬぐいは洗濯、薄手のゴム手袋は使い捨てが良さそうです。
対処法3.下枝は切り落とす
オクラを収穫したら、収穫した部分より下の枝をすべて切り落としておくと良いそうです。
下枝を伸ばしたままで収穫すると、下枝に足があたって、かぶれの原因になります。
スカートや半ズボンで収穫すると最悪。
オクラは、上へ向かって次々と実がなるので、収穫のたびに下枝を切り落とせば、足に葉が当たってかぶれる心配はありません。
下枝を切り落とすことで、上に伸びるオクラ自身の成長も促すので一石二鳥です。
我が家では、「下枝を切り落とすとオクラが沢山実る」事は知っていたので、手のかぶれだけで助かったのかもしれません。
まとめ オクラの収穫★赤くかぶれて痒いのは、産毛・透明のつぶつぶ・ねばりが原因?
オクラの収穫後のひどい痒みと赤い湿疹は、オクラの実や茎・葉にはえた産毛や、ムチン玉である透明のつぶつぶと、切り口のねばりに触った事が原因でした。
オクラの収穫時には、長袖とビニール手袋で収穫し、着ていた服はすぐに洗濯する事で対処できます。
また、オクラの下枝を切り落とす事で、オクラ自身の成長も促し、葉や茎に触れずに済みます。
それにしても、この痒み。
一旦よくなっても、入浴などの刺激で、かなり時間が経っていても再発するのでたちが悪い。
オクラの事を考えるだけで、むず痒い気がする~!!
なかには、食べるとアレルギーを起こす人もいるのでお気を付けください。
それでは、素敵な菜園ライフを(^^)/