シャインマスカットを大粒に!フルメット5ppmの作り方と使い方|家庭菜園で実践

シャインマスカットを大粒に!フルメット5ppm+ジベレリンの作り方と使い方 シャインマスカット
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家庭菜園でシャインマスカットを育てていると、

「もっと粒を大きくしたい~~~!!」

と思いますよね。

我が家も最初はジベレリンだけで育てていました。

それでも十分大きくなったのですが、親戚のプロ農家のシャインマスカットを見ると……

やっぱり粒がデカい!!

我が家のシャインマスカット6年目

「何が違うの?」

と聞いて教えてもらったのが、フルメット液剤でした。

我が家には親戚に3軒のシャインマスカット農家がいるので、分からないことは聞きまくっています(笑)

今回は、我が家で実際に行っているフルメット5ppmの作り方とジベレリン処理、その後の粒の変化を写真付きで紹介します(^^)/

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シャインマスカットに使うフルメットとは?

テーブルの上のフルメット

フルメット液剤は、有効成分はホルクロルフェニュロン(CPPU)で、ぶどうでは果粒肥大などを目的として使用される植物成長調整剤です。

フルメット使用 不使用
参照 住友化学

シャインマスカットでは、ジベレリン処理と組み合わせて使う方法があります。

我が家もプロ農家の親戚に教わり、使ってみることにしました。

ところが最初に困ったのが、

「5ppmって、いったい何ml入れるの?」

ということ。

家庭菜園で使うのは、ほんの少しですからね。

フルメット5ppm+ジベレリンの作り方

ジベレリン処理

1.まず作る量(水の量)を決める

まずは、作る処理液の量を決めます。

我が家では、1回に500mlずつ作っています。

我が家のシャインマスカットは、6年目には1本の木で約250房なるようになりました。

長年ジベレリン処理をしてきた経験では、家庭菜園規模なら、100~150房程度で500mlくらいがひとつの目安です。

100~150房ほど漬けていくと、房に付着したりこぼれたりして、処理液が100mlくらい減ってきます。

我が家は250房ほどあるので、

500ml作る → 100~150房ほど処理 → 足りなくなったら、もう一度500ml作る

という方法にしています。

150房以下なら、我が家では500mlあればだいたい足りています(^^)/

2.500mlの水にフルメット2.5mlを入れる

ジベレリン×フルメット溶液を作る

作る量が決まったら、まず水500mlにフルメット液剤2.5mlを入れます。

我が家で使用しているフルメット液剤は、有効成分ホルクロルフェニュロン0.10%の製品です。

500mlの水に2.5ml入れると、フルメット5ppmになります。

フルメットを購入したときにスポイトが付属していたので、私はこのスポイトで2.5mlを量っています。

少量なので、目分量ではなくきちんと計量します。

3.同じ500mlの水にジベレリンを入れる

ジベレリン 半分に割る

次に、フルメットを入れた同じ500mlの水にジベレリンを入れます。

フルメット液とジベレリン液を別々に作るわけではありません。

500mlの水にフルメット2.5mlを入れる → ジベレリンを入れる → よく混ぜて溶かす

という順番です。

ここで写真を見ると、カッターでジベレリンを半分に割っています。

「なんでジベレリンを半分に割っているの?」

と思いますよね。

家庭菜園で困るのが、

「1ℓもいらないんだけど……」

という問題。

我が家も開花時期が全部同じではないので、一度に大量の処理液を作っても余ってしまいます。

そこで、当時使用した錠剤では、500mlの処理液を作るため、製品の含有量と必要な濃度から計算して半錠を使ったのです。

家庭菜園では一度に1Lも必要ないことが多いので、我が家ではこうして500mlずつ作っています。

これで、ジベレリン+フルメットの処理液500mlが完成です(^^)/

※ジベレリン剤には成分量の異なる製品があります。フルメット液剤とともに、使用前に必ず現在の製品ラベルで適用・濃度・使用時期・使用回数などを確認してください。

参考→ 「家庭菜園の大きさ別・おすすめジベレリン薬と希釈早見表」

家庭菜園用 希釈早見表

家庭菜園の小規模なぶどう棚の場合、1リットルも使わないので、早見表を作りました。

※ 1/2錠とは、ジベレリンにカッターで割れ目を入れて、半分に割って使っています。

早見表

シャインマスカットジベレリン
25ppm
フルメット
5ppm
住友ジベレリン錠剤フルメット箱
水ジベレリン協和
(25mm含有/1錠)
住友化学フルメット
(10ml)
500ml1/2錠2.5ml
(瓶の1/4)
1リットル1錠5ml
(瓶の半分)
2リットル2錠10ml
(1瓶)

濃度が高すぎると薬害が発生する可能性があるので、必ず指示通りに薄めてください。

ジベレリン+フルメット処理をやってみよう

1.容器を用意しよう

ジベレリン処理の様子

まず、溶液を準備します。

プロの農家が使用するジベレリン用の柔らかいカップを使うと便利です。

このカップはふにゃふにゃと握れるため、溶液が少なくなっても、カップをむにゅっと握ることで房の上の方まで液に浸かるように調整できます。

もし専用のカップがない場合は、ペットボトルを切って代用しても構いません。

2.花穂整形をしよう

ぶどうの花穂成型 両肩のこし

◆ジベレリン+フルメット前は、花穂整形がとても重要です。

ジベレリン前の、花穂整形(摘果)では両肩を残して、ブドウの房づくりを行います。

1度目のジベレリン+フルメットでは、処理の目印とするため房の片方の肩を残しておきます。2度目のジベレリンで反対側もとります。

この、シャインマスカットの花穂整形の方法は、別ページで詳しく紹介しています。

3.溶液に1~2秒間浸す

ジベレリン処理

さて、いよいよジベレリンとフルメットの処理を行います。

処理は非常に簡単です。

まず、花穂整形後のシャインマスカットの房全体をジベレリンとフルメットの溶液に1~2秒間浸します。

1回目の処理が終わったら、片方の肩を切り落とすことで「処理済み」の印となります。

4.予備の房の確保

残す「肩」は形の良い方を選び、できればこの肩もジベレリンとフルメットの溶液に浸します。

これは、何らかの原因でメインの房がダメになった場合に、予備の房として利用できるようにするためです。

実際、穂軸が伸びる過程で、先端が奇形になったり、花が咲かない房が出てくることがあるため、予備を確保しておくのは重要です。

5.処理の完了

溶液に浸した後は、房を軽く叩いて余分なジベレリンとフルメットの液を落とします。

これで処理は完了です。

簡単なステップですが、これを正確に行うことで、シャインマスカットの収量と品質を向上させることができます。

フルメット処理から3日後

シャインマスカット フルメット3日後
フルメット3日後

さて、気になるのはここ。

粒はどうなった?

処理から3日後を見ると、小さかった実が少しずつぷくっとしてきました。

「おっ、大きくなってる!」

毎日ぶどう棚を見るのが楽しくなってきます。

もちろん、開花後はもともと果粒が成長する時期なので、この変化すべてがフルメットだけによるものとは言えません。

でも写真で比べると、成長の様子がよく分かります。

約2週間後はここまで成長!

フルメット10日後
フルメット10日後

さらに約2週間後。

おお~~~!!

かなりぶどうらしくなってきました。

大きい粒は直径1cmほど。

そして粒が大きくなってくると、今度は摘粒が始まります。

せっかく大きくなった粒を切るなんて……

最初は本当にもったいなかった(笑)

でも、きれいな房を作るには大切な作業なんですね。

フルメットを使えば必ず大粒になる?

ここは、実際に育ててきて感じるところです。

フルメットを使っただけで、大粒のシャインマスカットが完成するわけではありません。

ジベレリンだけでも、我が家では立派な房を収穫できました。

粒の大きさには、摘粒や着果量、樹の状態などいろいろな条件が関係します。

だから私は、

「フルメットを使えば大粒になる!」

ではなく、

「大粒を目指すための方法のひとつ」

と考えています。

処理時期を逃してしまったら?

ぶどうの開花は房によってズレるので、

「しまった!この房、処理するの遅れた~~!」

ということもあります。

以前は我が家でも、プロ農家の親戚に聞きながら濃度を調整したことがありました。

ただし、「遅れたら濃くすればいい」というわけではありません。

使用できる濃度や時期は決められているので、製品ラベルを確認し、分からない場合はJAなどに相談してください。



親戚のシャインマスカット農家によると、開花3日を過ぎて落下期になってしまったら、フルメットを10ppmで使うそうです。

住友化学HP でも、同じ処理方法が掲載されています。これには、開花後5日までとありますが、親戚の農家では1週間以内ならなんとかOKとの事。

あきらめずにぜひ、挑戦してみてください。

フルメットの使い方タイミング1回目2回目
通常1回処理
満開時~3日後
ジベレリンに混ぜる
5ml/1ℓ(5ppm)
1/2本
ジベ処理だけ
遅れた場合1回処理
満開3日~5日
ジベレリンに混ぜる
10ml/1ℓ(10ppm)
1本
ジベ処理だけ

まとめ|我が家のフルメット5ppm

我が家も最初は、

「5ppmって何よ?」

から始まりました(笑)

実際に使ってみると、家庭菜園では大量に作る必要がないので、少量を正確に計量できればOK。

我が家で使用した0.10%のフルメット液剤なら、

水500ml+フルメット2.5ml=5ppm

です。

そして、実際に何年も育てて感じるのは、薬剤だけではなく処理する時期、摘粒、房づくりなど、その後の管理も大切だということ。

今年も、

「去年より大きくて甘いシャインマスカットを作るぞ~~~!!」

と頑張ります(^^)/

※ジベレリン剤・フルメット液剤を使用するときは、必ず現在の製品ラベルで適用作物・濃度・使用時期・使用回数などを確認してください。

参考記事

シャインマスカットの記事一覧はこちら

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シャインマスカット家庭菜園
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