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家庭菜園 種なしぶどうの作り方「ジベレリン処理」と粒を大きくする「フルメット」

今回は、「種なしぶどう」を作る為に必要なジベレリン処理の紹介です。

・「ジベレリン処理」の時期や方法
・「ジベレリン液」の購入の方法/販売店
・「ジベレリン液」の作り方や簡単な薄め方
・ 粒を大きくする「フルメット」の混ぜ方
・プロの農家の方法・アドバイス

など、初心者でも解り易く紹介しています。ジベレリンは素人でも簡単に作業できるで、ぜひ家庭で美味しい「種なしぶどう」を育ててください。「フルメット」をしなくても、ジベレリンだけでブドウは大きく育ちます。初心者はジベレリンだけでの作業から始めてみましょう。

家庭ぶどう栽培 種なしぶどうの作り方 ジベレリン/フルメット

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我が家のシャインマスカットは3年目を迎えました。
園芸センターでシャインマスカットの苗を見つけたのがきっかけです。幸いなことに、親戚3軒が「ぶどう農家」を営んでいるので頼りっぱなしのぶどう栽培です。

我が家のブドウ棚↓

昨年初めてジベレリン処理を体験しましたが、意外に簡単でびっくり。

秋には見事な種なしシャインマスカットが実り感動しました。昨年はまだ木が若く15房程しか実りませんでしたが、とても美味しくいただくことが出来ました。

ぜひ、みなさんもご家庭で「種なしぶどう」にチャレンジしてみてください。

(ここに記載のジベレリン処理はシャインマスカット以外のぶどうでもOKです)

家庭菜園 ジベレリンの購入/販売店

まずはジベレリン液を購入しましょう。菜園仲間から「ジベレリンってどこで売っているの?」とよく聞かれますが、意外とどこにでも売っていて簡単に手に入ります。

ホームセンター
園芸店
農家専門園芸店
ネット通販(Amazon/楽天)

もちろん我が家の近くのホームセンターにも置いてありました。でも、ぶどうに不向きな栽培地域だと置いてないかもしれません。その場合は園芸店や農家専門店、ネット通販で手に入れられます。値段も1,000円前後で4~5年使えるのでお手頃価格です。

家庭菜園にお勧め「ジベレリン協和」シリーズ

家庭菜園の種なしぶどうに1番のおすすめは「ジベレリン協和」のシリーズです。これは果樹農家でもよく使われている広く知られたジベレリン薬です。

家庭菜園 ジベレリン/小さな棚むけ

ジベレリン錠剤 25mg/錠 1シート8錠入 

家庭菜園の小さなブドウ棚にはこちらがお勧めです。粒タイプですが、水の中にポトンと落とすだけで、あっという間にシュワーと溶けます。

ジベレリンは年に2回行います。こちらは8個入りなので4年使えます。有効年は5年とありますので、4年経っても効き目はばっちりということですね。

家庭菜園 ジベレリン/大きい棚むけ

植物成長調整剤ジベレリン協和粉末1号  50mg×4

次のお勧めは粉タイプ。家庭菜園でも少し大き目のブドウ棚むけにお勧めです。

こちらは50mgの粉末が4包入っていいるので2年分しかありません。

家庭菜園でブドウ栽培をしている実家と友人が「面倒だから液体に作ったものを分けてくれ~!!」というでこちらの購入をしました(笑)

濃縮液体も販売していますが、「ぶどう使用」の表記がないので間違って購入しないよう注意しましょう。

その他、様々な種類のジベレリン薬こちらで紹介しています。ブドウの品種別・値段別・お得別・鉢植えから家庭菜園の大きさ別にまとめてあります。品種別希釈早見表もありますので、興味のある方はご覧ください。

ぶどうを大粒にする「フルメット」の混ぜ方

フルメット使用 不使用

住友化学 現地使用例より

上の写真は、フルメット使った房と、ジベレリン2回処理の比較です。フルメットとは、ブドウの粒を大きく成長させる「果粒肥大効果がある花穂発育促進剤のことで、確かにフルメットを使用したほうがハート型に実が肥大しています。

フルメットは、ぶどうに多く使われていていますが、カボチャ/キウイ/スイカ/洋ナシ/とまと/ビワなどにも広く使われます。

使い方は簡単。ジベレリン溶液に加えて使うので特別な作業はありません。

ジベレリン作業時に1度に済んでしまいます。
「今年は大粒に挑戦!!」と言う方はぜひチャレンジしてみてください。

使用濃度 PPm??? 簡単なジベレリン液の作り方

さて、いよいよジベレリン液を作っていきます。上の写真は、ジベレリン処理をしている私の手です(笑)

そう、気づいた方もいらっしゃると思いますが「ジベレリンの液体」って本来は透明なんです。

赤いジベレリン液をよく見かけると思いますが、あれは食紅みたいな顆粒を入れてわざと赤い液体にしているんです。、ジベレリンの作業忘れを防ぐ目印にする為に、赤い液にわざわざするんです。

ジベレリン着色剤

我が家の場合、最初は20房ほどしか実のならなったので作業忘れはないだろうと食紅は入れずに使いました。でも沢山、房がある場合は使った方が便利です。

着色剤はジベレリン薬剤に付属で付いている場合もありますが、なかった場合/食紅を入れたい方は、1リットル~2リットル溶液につき、食紅を耳かき1弱ほど入れればOKです。

簡単ジベレリン希釈表

ジベレリンの使用説明書を読んでも、ppmなんて書いてあって良く解りませんよね。そこで、簡単に表にしたので参考にしてください。

薬の配分は1回目/2回目とも同じです。(フルメットを使用しない場合でも同じです)

小さめのブドウ棚にお勧め ジベ+フルメット+水
ジベレリンフルメット
ジベレリン錠剤 25mg/錠 1シート8錠入
1錠1回目半分(5ml)1ℓ
大きめのブドウ棚にお勧め ジベ+フルメット+水
ジベレリンフルメット
植物成長調整剤ジベレリン協和粉末1号  50mg×4
1ふくろ1瓶(10ml)2ℓ

水をペットボトルに入れて、ジベレリン(+フレメット)を溶かせば出来上がりです。必要に応じで食紅を入れてくださいね。

フルメットの使い方は数通り

ブドウの粒を大きく成長させる「フルメット」ですが、上記の他に数通りの使い方があります。フルメットを使用しなくても十分大きく育ちますので、興味のない方は飛ばしてください。

1.満開時 ジベ1回目/2回目とも入れる(同じ量) 5ml/5ml(1リットル中)
2.満開時 ジベ1回目/2回目とも入れる(2回目は倍の量) 5ml/10ml(1リットル中)
3.落花時 ジベ1回処理 10ml(1リットル中)
4.満開時 1回目ジベのみ/2回目だけ入れる 10ml(1リットル中)
5.開花前 フルメット単独+ジベ2回目入 10ml(1リットル中)
6.葉が6~8枚の時 フルメット単独+ジベ1回目入
7.いろいろあるらしい
親戚の農家では、4番を採用しているそうです。2回目のジベレリン処理の時だけフレメットは倍の量を入れるそうです。

このブログの希釈表では1を紹介していますが、昨年はこの方法で、市販のぶどうとはいきませんが、立派な大粒のシャインマスカットに育ちました。

1回目にフレメットの購入が間に合わなくても、2回目のジベレリン時に2倍のフレメットを入れれば大丈夫という事ですね。

詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてください。

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ジベレリンの時期・回数/開花めやす画像

次に、ジベレリン処理の時期を紹介します。ジベレリン作業は、日数を開けて2回行います。

1回目ジベレリン めやす/写真

1回目のジベレリン処理は、開花時~3日目ぐらいが目安です。開花?とびっくりされた方もいらっしゃると思いますが、ブドウって花が咲くんです。

下の写真が、花が咲いた状態です。すべての粒が咲いて3日目ぐらいに1回目の処理を行います。

2回目ジベレリン めやす/写真

2回目のジベレリン処理は、満開から(1回目のジベレリン処理後)10~15日後がめやすです。

もう花が咲き終わって、わずかに実が膨らんできています。赤茶色い部分は実を覆っていた通称「花キャップ」です。これが実を覆っていると、うまくジベレリン処理が行えないので、軍手をした手でなでるように落としてあげてください。

家庭菜園 ジベレリン処理の仕方

さて、いよいよジベレリン処理の仕方を解説しますね。

家庭菜園 簡単ジベレリン処理

下の写真は、親戚からいただいた「ジベ専用カップ」ですが、上部を切ったペットボトルでもOKです。カップに薄めたジベレリン液を8割ほど注ぎます。

処理方法は簡単。カップのジベレリン液に、花穂全体をさっと、どぼっと(笑)1回つけるだけです。薬液が付き過ぎないように、処理後は葡萄の枝を軽く振って余分な薬液を落として終わりです。

房が長くてジベレリン液に全部つからない場合は、カップをぎゅっと握ってあげると全体がつかります

カップの中に小さな実がバラバラと落ちることがありますが気にしないで、同じカップでどんどんジベ処理を行いましょう。ジベレリン液が少なくなったら足してください。

余談ですが・・・ジベ処理後、液が余ってしまうことがあります。もったいないと思い、ブドウ農家の叔父に2回目で再利用できないか聞いてみました。すると冷蔵庫で保存可能だが、雑菌等が繁殖するのでなるべく新しく作る様に言われました。がっくし・・・

2回目のジベ作業も同じ要領で行えばOKです。

↑は、昨年の6月下旬の写真です。2度目のジベレリン処理が終わって半月あまりで、こんなに粒が大きくなっています。その後、もっと膨らんで秋にはぎっしり重い房になりました。

花穂整形はジベレリンの前?後?

ブドウの花穂整形

ブドウの花穂ですが、すべてがブドウになるわけではありません。果房を美しく大きく育てるため穂の先端部分を 3~4㎝残して育てるのが一般的です。これを「花穂整形」といい、開花1週間くらい前から行います。

つまり・・・・1回目のジベレリンを行うのは「開花時~3日目」なので、「花穂整形」はジベレリン前に行わなければなりません。

もし、「花穂整形」を忘れてジベレリンをしてしまった方は1回目のジベレリンの後でもすぐにすれば心配はいりません。「花穂整形」の時期と方法はこちら

ブドウ農家からのアドバイス

「花穂整形」は1回目のジベレリン処理を行ってからでも遅くないとの事ですので、粒がおおきくならないうちに早めに花穂整形をしてあげる事。

◆同時にこの時期は「芽かきや」「摘心」などの剪定を行う事も大切。

もじゃもじゃとわき芽をはやしたままでは、栄養がとられて良い実になりません。「芽かきや」「摘心」をきちんと行う事で大きな良い葡萄の実を収穫することが出来るのです。

「芽かきや」「摘心」の方法は図解入りでこちらで説明しています。

まとめ 家庭菜園 種なしぶどうの作り方「ジベレリン処理」と粒を大きくする「フルメット」

実際私もジベレリンをやってみて感じたことですが、ジベレリンって満開から、満開の3日以内にしなくちゃいけません。でも、1本の木で花が咲く時期ってバラバラなんですよね。

よく陽があたる房は早く花が咲くのに、日陰の部分の房は3日経ってもまだ咲かない。「いったいどうしたらいいんだ~?」と叔父に聞いてみると、花穂整形時の両肩残しの方法が役に立つという事。

花穂整形時にわざと両肩を残し、1回目のジベレリンが終わったら右肩を切り・2回目のジベレリンが終わったら右肩と切っていく方法です。

この方法を使うと、咲いた順にジベレリンを行えて目印が付けられます。

でもここで疑問に思ったのは「2度目のジベはいつするの?」ということです。

2回目のジベは、1回目から10日~15日後と決まっています。1回目のジベの目印は付いていますが、日にちは房ごと違い、日にちをいちいち覚えていません。

たぶん多くて1週間のずれがあると思います。これはどうやって見分けるの?

と聞いてみると、そこはあまり気にせず、最初にジベをした房の日数から15日目にすべての房のジベを行うと良いと教えてもらいました。

また、1回目のジベで大きく育ってしまったら2回目のジベをしないこともあるようです。
なるほど~なかなか、ブドウ栽培は奥が深いですね。

長い文章をお読みいただいてありがとうございました。家庭菜園でのジベレリン処理の参考になれば幸いです。美味しいブドウが実るとよいですね。

・家庭菜園/ジベレリンの販売店は多く手に入りやすい
・家庭菜園では、ジベレリン協和シリーズ薬が使いやすい
・ジベレリンは2回行う
1回目/開花時~3日目
2回目 満開から(1回目のジベレリン処理)10~15日後
・ジベレリンには、ブドウの粒を大きくする「フルメット」を混ぜて使う
・「花穂整形」はジベレリン前に行う
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