このブログは、中国ドラマ『子夜帰』を見ていて、日本語訳がいまいちでストーリーの内容や前後の流れが少し分かりにくいと感じたことがきっかけで書いています。
物語自体はとても面白いのに、登場人物の関係やストーリーが分からなくなると、せっかくのドラマが少しもったいなく感じてしまいますよね。
私もシューカイが出演していることもあり、とても楽しみに見始めたドラマなので、ストーリーを整理しながらもっと楽しく見たいと思いました。
そこでこのブログでは、『子夜帰』のストーリーをネタバレを含めて分かりやすくまとめています。誤訳があったらごめんなさい。
同じ中国ドラマファンやシューカイファンの方が、ドラマをより楽しむための参考になれば嬉しいです。
『子夜帰 1』主な登場人物

梅逐雨(ばい・ちくう)
演:Xu Kai(シュー・カイ)
玄鉴司(げんかんし)の役人。
妖怪事件を調査する役所に勤めています。
冷静で真面目な性格で、妖を退治する術にも長けています。
長安で起きる妖の事件を追う中で、武祯と関わるようになります。

武祯(ぶてい)
演:Tian Xiwei(ティエン・シーウェイ)
清河県主(せいがけんしゅ)。
名門の出身で、姉は当朝の武皇后。
自由奔放な貴族の女性として知られていますが、
実は妖を取り締まる存在 「猫公」 として長安の妖を管理しています。
『子夜帰』第1話 「長安の夜」 あらすじ ネタバレ
長安(ちょうあん)の夜には、昔から二つの顔がある。
朱雀大街には灯りがあふれ、平康坊には歌や笑い声が満ちている。
その一方で、細い路地や暗い裏道には、昼とはまったく違う気配が漂っていた。
そんな夜の屋根の上を、黒い影が素早く駆けていく。
黒衣の女が追っていたのは、蝙蝠(こうもり)の妖だった。
女の動きは鋭く、蝙蝠妖も本来なら敵わない相手だったが、そこへ左金吾衛の統領・黄毅(こう・き)が兵を率いて駆けつけてくる。
その隙を突いて蝙蝠妖は逃げ出し、女もその場にとどまれなくなる。
彼女は塀を越え、にぎやかな如意楼(にょいろう)へ飛び込む。
楼内では酒客たちが騒ぎ、侍女たちが酒を運んでいたが、その中を一匹の狸猫が勢いよく走り抜けていく。
猫は酔客の足も、侍女の手の中の酒壺も器用によけながら奥の部屋へ入り込み、扉が閉まった瞬間、人の姿へと変わる。
その正体は、清河県主・武祯(ぶてい)だった。
武祯は豫国公(よこくこう)の娘であり、姉は当朝の武皇后(ぶこうごう)。
本来なら大切に育てられた高貴な娘であるはずだが、その性格はかなり型破りだった。
長安では、夜ごと相手を変えて遊んでいるような噂まで流れている。
だが実際には、彼女はただ遊び歩いているわけではない。
妖を取り締まり、長安の秩序を守る妖市(ようし)の統治者、「猫公(びょうこう)」として動いていた。
長安には、人に知られぬ妖の世界――妖市が存在している。
そこは猫公と蛇公(だこう)が共同で管理する場所で、妖たちは勝手に人間界で悪事を働くことを許されていない。
妖市が秩序を守ることで、妖たちは常曦宫(じょうぎきゅう)の天師(てんし)に追われることも避けてきた。
その後、妖を調べるための役所として玄鉴司(げんかんし)が作られたが、人と妖が互いの境界を守るようになってからは、玄鉴司も次第に名前ばかりの組織になっていた。
その頃、黄毅は兵を率いて如意楼へ踏み込む。
黒衣の女を捜すためだった。
楼内は一時騒然とするが、如意楼の主人・斛珠(こくしゅ)が前に出て、巧みにその場を収める。
斛珠は武祯の副手でもあり、数百年修行した狐妖でもあった。
笑顔で応対しながらも、黄毅をうまく追い返してしまう。
一方、楼上の座敷では別の騒ぎが起きていた。
豫安小侯爷・顾长淮(こ・ちょうわい)が大勢の人と聘礼を引き連れ、武祯に求婚しに来ていたのだ。
豪華な贈り物が次々と運び込まれ、百姓たちまで見物に集まってくる。
だが武祯は、顾长淮とは数回会った程度でしかなく、そんな相手が誕生日祝いに乗じていきなり求婚してくることにあきれていた。
しかも顾长淮の態度には軽薄さがあり、武祯はそれをまったく気に入らない。
次の瞬間、武祯はためらわず足を上げ、顾长淮を2階から外へ蹴り飛ばしてしまう。
小侯爷は楼の外へ転げ落ち、下にいた人々は大騒ぎになる。
その鮮やかな場面を、玄鉴司の役人・梅逐雨(ばい・ちくう)が目にする。
彼はその姿に思わず見入ってしまう。
騒ぎが収まったあと、斛珠が武祯の部屋へ入る。
すると、武祯の身にまだ血の匂いが残っていることに気づく。
さきほどまで妖と戦っていたのだと察したのだった。
近ごろ長安では富裕な家を狙った盗みが続いており、その背後には金に執着する妖がいると見られていた。
武祯は、その妖をおびき出すために宴を利用することを思いつく。
そこへ武府の侍女・明妆(めいしょう)が、武皇后からの誕生日祝いを届けに来る。
贈り物だけでなく、武祯の縁談相手になりそうな男たちの名帖まで添えられていた。
姉としては、そろそろ武祯にふさわしい相手を見つけたいのだ。
だが武祯は、それを逆に利用する。
翌日の生辰宴(せいたんえん)を如意楼で盛大に開き、招かれた客には金銀や宝玉を身につけて華やかに来させる。
寿礼は不要だが、客自身が豪華な姿で来るようにすれば、金を好む妖は必ず寄ってくると考えたのだった。
斛珠もその狙いを理解する。
その頃、梅逐雨は玄鉴司で別の動きをしていた。
彼は才能がありながら、わざと司使・徐鸾(じょらん)の機嫌を損ね、案牍庫(あんとくこ)へ回されようとする。
周囲では「徐司使を怒らせると案牍庫送りになる」と言われていたが、梅逐雨にとってはむしろ願ってもないことだった。
彼は古い事件や妖異に関する記録が集まるその場所に、以前から興味を持っていたのだ。
そこで徐鸾の前に出ると、持ち上げているようでいて、だんだん話が行き過ぎ、最後にはしっかり相手の気分を害してしまう。
狙い通り、梅逐雨は案牍庫へ回されることになる。
その後、本家の若様であり、従兄の梅四海(ばい・しかい)がやって来る。
彼は梅逐雨に金の腰帯を持ってきて、「武祯の宴にみすぼらしい格好では行けない」と世話を焼く。
梅逐雨自身は宴に興味がなく、案巻を見る方がよほど大事だったが、半ば無理やり連れ出される。
如意楼では宴が始まり、華やかな衣装の客たちが集まっていた。
だが梅逐雨は、そんな中でも一人で巻宗に目を通している。
その姿はむしろ目立っており、謝家の娘たちはその整った顔立ちに見入ってしまう。
謝家五郎・謝娄柏(しゃ・ろうはく)はそんな梅逐雨を面白く思わず、梅家を下に見た言い方をしながら、ことさらに梅逐雨を侮辱する。
梅逐雨も黙ってはおらず、きっぱりと言い返す。
謝娄柏は怒って周囲の者に手を出させようとする。
その時、一本の矢が鋭く飛んできて、場の空気を切り裂く。
弓を手にした武祯が現れたのだった。
武祯は大勢の前で、梅逐雨は自分が気に入っている相手だと言い、謝娄柏に謝罪を求める。
さらには、さきほど手を出そうとした下人にも謝らせる。
梅逐雨はその下人までかばい、主人に命じられて従っただけだと口添えする。
そのやり取りの中で、武祯はその下人の正体が怪しいことに気づいていた。
彼が入ってきた時から、挙動が不自然だったのだ。
やがて武祯はその下人の正体を暴き、妖との戦いになる。
梅逐雨はその場を離れかけるが、楼上から物音がして戻ってくる。
すると目に入ったのは、衣を乱した武祯の姿だった。
梅逐雨は状況を誤解し、武祯を軽い女だと思い込んでしまう。
武祯も彼の誤解に気づき、後で謝ることになるが、この時はそのまま別れる。
その夜、梅逐雨は案牍庫へ戻る。
そこは昼間とは違い、ひどく陰気な場所だった。
腐った竹簡や古い書物の間に妖気が染みつき、暗がりでは虫のようなものが蠢いている。
梅逐雨は符を取り出し、手際よく術を使って、書物に取り憑いていた虫妖を退治する。
彼がただの役人ではなく、術にも通じていることがここで分かる。
一方、武祯は捕らえた蝙蝠妖を妖市へ連れて行く。
妖市へ入るには、荒れた寺の枯れ井戸を通るのだった。
袖の中に閉じ込めていた蝙蝠妖・蝠朝(ふくちょう)は、自分は最近の事件の犯人ではないと訴える。
自分と犯人の蝠夕(ふくせき)は、もともと一対の蝙蝠耳飾りが化けた存在だった。
雄が「朝」、雌が「夕」。
かつて一緒にいたのに離れ離れになり、蝠夕は再び蝠朝を見つけるために人を襲い、金を奪っているのだという。
もし蝠朝と再会できなければ、蝠夕は魔に堕ちるかもしれない。
武祯はその話を聞き、蝠朝の言葉に一理あると考える。
そして副手の无字书(むじしょ)を呼び出し、姿を隠して調査するよう命じる。
翌日、武祯は盗難被害の相談を装って玄鉴司を訪れる。
武祯が梅逐雨に近づくと、玄鉴司の者たちはすでに「武祯が梅逐雨に気があるらしい」と噂しており、二人きりになれるよう気を利かせて場を外す。
だが実際には、梅逐雨は仕事のことしか頭にない。
武祯の方も本当に調査のために来ている。
武祯は梅逐雨を使って菓子を取らせるなどしてその場を離れさせ、その間に无字书に書類を調べさせる。
しかし梅逐雨は何かおかしいと感じ始める。
武祯はとっさに彼の袖をつかみ、注意をそらす。
そのついでに、彼という人物をじっくり観察する。
貧しい身なりではあるが、骨格はすっきりとしていて、立ち姿にも品がある。
苦学して官職を得たのなら、もっと出世の望める道を選んでもよさそうなのに、なぜ玄鉴司のような冴えない役所にとどまっているのか。
武祯がそう問うと、梅逐雨ははっきり答える。
暴を除き、人を守れるなら、それで十分だと。
この言葉によって、武祯の中で梅逐雨への印象はさらに強くなっていく。
『子夜帰』第1話 の感想
興味深い1話でしたね。
いきなり 猫に変身 って!!
ちょっと驚きましたが、このドラマの世界観が一気に伝わってきた感じがしました。
映像も独特でとてもきれいでした。
長安の街並みや夜の雰囲気、妖の世界など、幻想的な空気がよく表現されていて、見ていて引き込まれます。
先日、31歳を迎えたシューカイさん。
ダイエットしたのか、お顔がきゅっと引き締まって、ますます魅力爆増です。
以前インタビューで「痩せて締まった体を目指す」と話しているのを聞いたことがありますが、本当に有言実行ですね。
役によって体づくりをしているところも、さすがだなと思いました。
今回シューカイが演じている 梅逐雨(ばい・ちくう) は、
超やり手の 除妖師(妖怪退治をする人)。
ただ、第1話ではまだ本格的な能力をあまり見せていないので、
これからどんな活躍を見せてくれるのか、とても楽しみです。
ヒロインとの出会いのシーンも、なかなか刺激的でしたね。
求婚してきた男性を、あっさり 窓から蹴り落とす なんて……。
さすが武祯(ぶてい)、ただ者ではありません。
それを目の前で見ていた梅逐雨は、無言でしたが、
心の中ではかなり驚いていたのではないでしょうか……(笑)
この二人がこれからどう関わっていくのか、
今後の展開が気になります。
話は少し変わりますが、
シューカイファンとしては、この 『子夜帰』 はちょっと面白い作品なんですよね。
というのも、このドラマ――
中国では テレビ放送ではなく、動画配信ドラマ なんです。
2025年8月18日から
中国の動画サイト 腾讯视频(Tencent Video) で配信が始まりました。
話数は 全38話。
中国の配信ドラマではよくある仕組みですが、
VIP会員 → 毎日2話更新
一般視聴 → 1日1話
という形で公開されていました。
つまり、中国ではかなりテンポよくストーリーが進んでいった作品なんですね。
ちなみに撮影は
2024年1月〜5月 に行われています。
まだ始まったばかりですが、
世界観も独特ですし、シューカイの新しい役柄も楽しめそうなので、
これからの展開がとても楽しみなドラマです。
『子夜帰』用語解説
长安(ちょうあん)
物語の舞台となる都。多くの貴族や役人が暮らす大都市で、夜になると歓楽街もにぎわう。
玄鉴司(げんかんし)
長安で起きる妖怪事件を調査する役所。妖や怪異に関する事件を担当しているが、現在はあまり重要視されていない役所のようだ。梅逐雨(ばい・ちくう)が所属している。
妖市(ようし)
妖たちが集まる世界。人間界との秩序を保つために管理されており、人間の世界とは別の場所に存在している。
猫公(びょうこう)
妖市を管理する存在の一人。武祯(ぶてい)がこの役割を担っており、長安の妖たちを取り締まっている。
蛇公(じゃこう)
猫公とともに妖市を管理する存在。第1話ではまだ詳しく登場していないが、妖市のもう一人の管理者。
如意楼(にょいろう)
長安にある酒楼(宴を楽しむ店)。武祯の店。彼女の誕生日の宴を開いた場所で、店の主人は狐の妖である斛珠(こくじゅ)。
蝠朝(ふくちょう)
武祯が追っている蝙蝠の妖。長安で起きている盗難事件に関係していると考えられている。
『子夜帰』第2話 あらすじはこちら

