『子夜帰』第16話 あらすじ・ネタバレ シューカイ出演ドラマ

子夜帰16 子夜帰
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第16話では、斗香大会を舞台に新たな事件が発生し、長安の不穏な空気がさらに色濃くなっていきます。

香を競うはずの場で異変が起こり、安毕罗(あん・ひつら)の香に潜んでいた異常が表面化します。その背後には、生き物の命を利用した残酷な行為と、それによって生まれた怨念の存在がありました。

一方で、梅逐雨(ばい・ちくう)と武祯(ぶてい)の関係にも変化が見え始め、裴季雅(はい・きが)の思惑もよりはっきりしてきます。また无字书(むじしょ)にもこれまでとは違う異変が現れ、不穏な要素がさらに重なっていきます。

それでは、『子夜帰』第16話のあらすじ(ネタバレ)を紹介していきます。
※誤訳があったらごめんなさい。画像出典:公式SNS

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『子夜帰 16』主な登場人物

武祯(ぶてい)
演:Tian Xiwei(ティエン・シーウェイ)
妖市の「猫公」です。第16話では斗香大会の裁判として参加し、香に潜む異常を見抜きます。安毕罗の異変にもいち早く気づき、凌霄とともに対処にあたりますが、妖鵞に襲われ危機に陥ります。また裴季雅との過去の関係も描かれ、心の揺れが表に出る回です。


梅逐雨(ばい・ちくう)
演:Xu Kai(シュー・カイ)
玄鉴司の司使です。第16話では斗香大会に現れ、香に潜む異変を察知します。武祯の危機を察するとすぐに駆けつけ、妖鵞を撃退します。その後も事件の真相を追い、怨念に苦しむ存在を鎮める役割を担います。


裴季雅(はい・きが)
武祯と幼い頃から一緒に育った人物です。幼少期は体が弱く、武祯に助けられたことをきっかけに親しい関係になります。第16話では武祯を娶るために長安へ来たことを明言し、彼女への想いを隠しません。梅逐雨にとっては恋敵となる存在であり、裏では別の思惑を持って動いています。


霜降(そうこう)
梅逐雨の弟弟子で常曦宫の天師です。第16話では前話からの流れを受け、別行動を取る形となり、物語の裏側で動く役割を担います。


梅四(ばいし)
本家梅家の若様で、梅逐雨のいとこです。柳太真を気にかけ、彼女の様子を探ろうとします。また、小さな黒へびの妖・玄虺(げんき)を飼っていますが、その正体が大妖であることは知りません。


柳太真(りゅう・たいしん)
妖市の「蛇公」です。第16話では脱皮の時期に入り山へ向かいますが、その途中で妖の精気を奪う存在に遭遇します。弱った状態のため戦うことができず、その場を離れることになります。


无字书(むじしょ)
妖市に関わる存在です。第16話では武祯のそばで静かに寄り添い続けます。一方で、自身の正体に関わる存在に対して強い拒絶を見せ、内面の変化も描かれます。


凌霄(りんしょう)
柳太真の配下です。第16話では斗香大会の場で安毕罗の異変に気づき、武祯とともに対処にあたりますが、戦いの中で負傷します。


安毕罗(あん・ひつら)
香に精通した有名な人物で、斗香大会の主任審査員です。第16話では自ら「祈霊香」を披露しますが、その香は異常なもので、体内に潜む妖鵞の影響を受けて暴走します。香を作るために生き物を虐げていた過去が、今回の事件の原因となります。視点で香を見極めます。

『子夜帰』第16話 あらすじ ネタバレ

子夜帰 裴季雅

裴季雅(はい・きが)は幼い頃から喘息を患い、体が弱かったため同年代の子どもたちにいじめられていた。そんな彼を助けたのが武祯(ぶてい)だった。武祯は迷わず前に出て彼を守り、それをきっかけに二人は遊び仲間となる。やがて共に香道を学び、「旧時香」を作り上げた過去があった。


時は流れ、斗香大会。裴季雅はその「旧時香」で出場する。香りに触れた武祯は過去の記憶を思い出し、強い感慨に包まれる。そしてその香を「妙品」と評価する。安毕罗(あん・ひつら)は、遠くからわざわざ来ておきながら平凡な香を使った理由を問いただすが、裴季雅は「ただ一人のために来た」と答え、武祯への想いを隠そうとしない。


やがて出場者たちの発表が終わり、最後に安毕罗(あん・ひつら)が自ら登場する。彼は珍しい香炉を取り出し、「祈霊香」をその場で焚き始める。しかしその香りは耐え難いほどの悪臭だった。

会場の誰もが顔をしかめる中、安毕罗だけが陶酔した表情を浮かべ、審査員に評価を迫る。周囲はその地位に逆らえず高評価を与えるが、武祯だけははっきりと異常を指摘する。その香には家畜小屋のような汚れた臭気が混じっていると告げる。梅逐雨(ばい・ちくう)も同意、糞の臭いとはっきり言う。

その言葉を受け、安毕罗は顔色を変え、この香が白鵞の羽から作られたものであり、その製法が血腥く残酷であることを明かす。そして狂気じみた笑い声を上げると同時に、会場には激しい邪風が吹き荒れる。扉の外からは無数の羽毛が雪崩のように押し寄せ、視界を遮り、人々は呼吸もままならなくなる。会場は一瞬で混乱に陥る。


異変を察した武祯(ぶてい)と凌霄(りんしょう)は術を使い、安毕罗(あん・ひつら)を川の対岸へと移動させる。香の力で体内の異物を追い出そうとするが、安毕罗の体内には強力な妖鵞が潜んでいた。妖鵞は激しく抵抗し、凌霄を負傷させると、逆に武祯の首を締め上げる。

その頃、梅逐雨は異変を察知し、会場に舞う妖羽を術で消す。その様子を裴季雅(はい・きが)は見逃がさなかった。

妖羽が消え、会場は落ち着きを取り戻したが、武祯(ぶてい)と凌霄(りんしょう)がいないことに気づく。

梅逐雨は、部屋の外に出て術で川の妖霧を取り除くと、対岸で武祯が追い詰められているのを見つける。

梅逐雨は、ためらうことなく飛び出すと、広い川をほとんど一瞬で飛び越え、岸辺へと一気に到達する。その動きは常人離れしており、圧倒的な速さだった。

間合いを詰めると同時に剣を振るい、安毕罗の後ろ首に憑いていた妖鵞を正確に斬り離す。無駄のない一撃で妖を体外へ追い出し、危機を断ち切った。

解き放たれた妖鵞は、そのまま妖鳥の姿となって空へと飛び去っていった。

やがて人々も駆けつけ、武祯のもとへ集まる。裴季雅もすぐに近づき声をかけるが、武祯の視線は驚いたように梅逐雨へ向けられていた。

遅れて駆けつけた梅四も、梅逐雨の強さと、見事な技に思わず感嘆の声を上げる。巡防校尉の黄毅は自分の隊へのスカウトまで始める。

しかし梅逐雨は、武祯の視線を受け止めながらも何も言わず、静かにその場を離れていく。


混乱の最中、裴季雅は密かに麒角胶を持ち去っていた。それを「恩人」に渡すためだった。かつて彼は京へ向かう途中で土匪に襲われたが、黒衣の人物に救われ、その後その人物から邪術を学んでいた。

今日の梅逐雨の術を見て、その恩人と似た気配を感じ、梅逐雨もまた常曦宫に関わる存在ではないかと疑いを抱く。


一方、梅逐雨は逃げた妖鵞を追って荒れた廃屋へとたどり着く。そこには動物の死体が無数に転がっていた。安毕罗が香を作るために生きた動物を虐殺していた痕跡だった。梅逐雨は妖鵞にかけられた怨念を解き、その魂を鎮めて送り出す。

そこに武祯もその場に到着し、惨状を目の当たりにする。安毕罗の残忍な行為が原因で、修行を積んだ生き物の怨念に取り憑かれたのだと知る。

なぜ、梅逐雨がここにいるのか武祯は聞くが、調査のために来たとごまかす。

廃屋の中では、ただ一羽だけ生き残った小さな鴨が見つかる。まだ卵からかえったばかりの雛だった。武祯はその小さな命をそっと抱き上げ、そのまま屋敷へと連れて帰る。


屋敷ではちょうど武国公(ぶこくこう)が長い旅から戻ってきていた。彼は梅逐雨、梅四(ばいし)、裴季雅の三人を見て、誰が未来の婿になるのかと冗談めかして問いかける。裴季雅は即座に、自分は武祯を娶るために来たのだと宣言する。しかし武国公は答えず、ただ小さな鴨を梅逐雨の手に渡す。


その頃、柳太真(りゅう・たいしん)は山中で脱皮の準備を進めていたが、そこで黒衣の人物が妖の精気を吸い取っている場面に遭遇する。助けようとするも、自身も弱っていたため戦えず、その場を離れるしかなかった。


一方で梅四は、柳太真の体調が優れないと聞き、不安を抱く。以前、柳太真の屋敷で巨大な白蛇の姿を目にしていたこともあり、その異様な光景が病と関係しているのではないかと考える。

梅四はそのことを玄虺(げんき)に相談するが、玄虺は実際に見てみなければ分からないと答える。そこで梅四は玄虺を連れて柳太真の帰りを待ち続けるが、結局その日は姿を現さなかった。

やがて梅四は玄虺とともに街へ出る。食べ物を買い、さらに墨を求めて店へ立ち寄る。そこで店主から他人が寄せた墨を勧められ、それを気に入って手に入れる。しかし梅四が店を後にした後、店主は意味ありげに不気味な笑みを浮かべていた。


妖市では、湯泉の妖と推拿館の小妖が客を巡って争いを起こしていた。无字书(むじしょ)は武祯を呼び、仲裁を任せる。武祯はこの争いにどこか既視感を覚え、過去の出来事と似ていることに気づきながら慎重に対処していく。

その後、武祯は妖市で眠りについていた。无字书はその傍らに静かに座り込み、眠る武祯の顔をじっと見つめ続ける。その視線はどこか執着を帯び、目を離すことなく見入っている様子だった。

そこへ、かつての残魂が再び現れる。その存在は无字书に向かって彼の本来の名を呼びかけるが、无字书は激しく反応し、他の存在が武祯との時間に入り込むことを許さないように怒りをあらわにして追い払う。

残魂が消えた後、无字书は再び武祯へと視線を戻す。その表情は先ほどまでの激しさとは一変し、静かで穏やかなものへと戻っていくのだった。

つづく

『子夜帰』第16話 の感想

斗香大会のシーン自体もとても面白かったです。香でここまで緊張感のある展開になるのかと驚きましたし、安毕罗の香の異様さや、そこから妖が出てくる流れもインパクトがありました。「香」と「妖」がここまで密接に関わっている設定も、このドラマならではの魅力だと思います。

ちなみに、こうした“斗香(とうこう)”の文化は中国に実際に存在していて、古代では香りを鑑賞したり優劣を競ったりする遊びが行われていました。特に宋代などでは文人たちの間で流行し、香を聞き分ける感性や教養が重視されていたそうです。

劇中で使われていた香炉の演出もとても本格的でした。中には白い灰(香灰)が敷かれていて、その中に炭を埋め込み、さらに灰で覆って温度を調整し、その上に小さな金属の台を置いて香を焚く――いわゆる「隔火熏香(かくかくんこう)」に近い方法に見えました。直接火を当てず、熱でゆっくり香りを立たせるやり方で、かなり繊細な技術です。

それに加えて、太鼓や舞といった演出もあり、全体的にかなり華やかで儀式的な雰囲気でしたよね。審査員も多く、それぞれが木札の評価を出していくという形式も風流で雅(みやび)でした。内容だけでなく、映像としても非常に美しく、見応えのあるシーンでした。


素晴らしかったのは、梅逐雨が、川を飛び越えて武祯(ぶてい)を助けに行くシーンです。あの広い川をほとんど一瞬で越えてしまうスピード、そして迷いなく剣で妖鵞を斬り離す動き。完全に人間離れしていて、本当にかっこよかったです。「恋人を助けに行くヒーロー感」がすごくて、シューカイの魅力が一番出ていた場面だったと思います。

かっこよすぎで、何度も見ました笑

武祯の視線も良かったですね。真っ先に梅逐雨を見ていて、驚きと感情が混ざったような表情。言葉はないのに関係性がしっかり伝わってくる演出でした。逆に梅逐雨は何も言わずに去る、かっこよすぎです。


また、ガチョウの雛のシーンも印象的でした。武祯は梅逐雨と一緒に助けた雛をとても大切にしていて、まるで自分の子どものように可愛がっている様子が微笑ましかったです。それを周囲にからかわれても、嬉しそうに撫でている姿がとても可愛かったですね。

そこに武国公が現れて、「ここに三人も男がいるが婿は誰だ」と冗談を言う場面も面白かったです。裴季雅は迷わず求婚の意思を示しますが、その横での梅逐雨のあわてたような表情がとても印象に残りました。


一方で、裴季雅(はい・きが)の怖さもはっきりしてきました。

もともと彼は普通の真面目そうな青年だったのに、黒衣の人物に救われてから邪術を学び、ここまで変わってしまったのかと思うと怖いです。混乱の中で麒角胶を持ち去り、さらに手紙を書いて術で鶴を飛ばすシーン。しかもその内容が「梅逐雨の術が恩人に似ている」という報告だったのがかなり不穏でした。

鶴を飛ばす時に見えた目の奥の赤い炎と黒い妖気の描写もかなり印象的で、もう完全に普通の人間ではない感じがしました。

柳太真を襲った黒衣の人物も裴季雅の師匠である可能性が高そうに感じます。もしそうであれば、今回の事件や長安で起きている異変とも繋がってくるはずで、今後の展開に大きく関わってきそうです。


また、毎回楽しみにしている梅四(ばいし)のシーンも今回よかったですね。

玄虺(げんき)に、柳太真の屋敷で見た白蛇のことを話してしまっていましたが、あれはちょっと不用心でヒヤッとしました。屋敷の前で柳太真の帰りを待っていましたが、結果的に会えなくて逆に良かったかもしれません。

前の話では柳太真が玄虺を湖に叩きつけて殺そうとしていた場面もありましたし、あの二人は同じ“蛇”ということもあって、何か過去に関係がありそうな雰囲気がありますよね。このあたりも今後の伏線になりそうで気になります。

それにしても、梅四が玄虺を袖の中に入れて連れ歩いているのも毎回面白いですし、体中を這われてからかわれているやり取りも可愛くて癒されます。シリアスな展開が続く中で、こういうコミカルなシーンがあるのは本当にありがたいです。


また、无字书(むじしょ)のシーンも気になります。眠っている武祯を優しく見つめる様子は一見穏やかですが、无化骨(むかこつ)の破片が入って以降、少しずつ変化していますよね。この先どうなっていくのかかなり気になります。

全体として、第16話はアクション・恋愛・不穏な伏線がバランスよく詰まった回でした。次回も楽しみです。

『子夜帰 16』用語解説

旧時香(きゅうじこう)
過去に作られた香で、思い出や感情と深く結びついた香です。第16話では、懐かしさを呼び起こす香として登場し、嗅ぐ者の記憶や感情に強く作用する特徴が描かれます。


祈霊香(きれいこう)
霊に働きかけるための香です。第16話では安毕罗が使用し、一見すると特別な香のように見えますが、実際には強烈な異臭を放ち、異常な性質を持つ危険な香として描かれます。


血肉邪術(けつにくじゃじゅつ)
西域に伝わる禁忌の術です。生きた人間や生物の精魄・肉体を利用して力を得る残酷な修行法で、第16話では異変の背景に関わる術として示唆されます。


妖鵞(ようが)
鵞(ガチョウ)に由来する妖です。第16話では安毕罗の体内に潜み、強い力で暴れ出します。生き物の怨念が関係している存在として描かれます。


怨念(おんねん)
強い恨みや苦しみから生まれる負の感情です。第16話では、虐げられた生き物たちの怨念が妖となって現れる原因となっています。


麒角胶(きかくこう)
「麒角」は霊獣である麒麟(きりん)の角を指し、「胶」はそれを煮詰めて作られる膠(にかわ)状の物質を意味します。つまり麒角胶とは、希少な麒麟の角を材料にした特殊な膠。第16話では混乱の中で持ち去られ、別の目的に使われる重要な物として描かれます。詳細な効能は不明です。


斗香大会(とうこうたいかい)
香の優劣を競う大会です。調香師たちが集まり、香りの質や特徴を審査員が評価します。第16話では物語の中心となる舞台です。


常曦宫(じょうぎきゅう)
妖を退治する除妖師の組織です。第16話では直接的な描写は少ないものの、事件の背景に関わる存在として示唆されます。


妖市(ようし)
妖たちが暮らす場所です。人間の世界とは分けられており、独自の秩序で成り立っています。第16話では内部の小さな争いが描かれ、不穏な空気が続いている様子がうかがえます。


『子夜帰』第17話 あらすじはこちら

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中国ドラマ子夜帰
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