このページでは、自動車ローンを完済した時に行う「軽自動車の所有権解除」を自分でする方法・流れを車屋さんが写真付きで丁寧に解説しています。
「軽自動車の所有権解除」に必要な書類、申請書の書き方、記入例なども解ります。
案内するのは、新車中古車販売・国土交通省/陸運局認証車検工場を営むオートディラーの「長嶋」です。50年の経験をもと実際に起こったトラブルや解決方法を解説しています。
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車屋さんが教える「軽自動車の所有権解除」を自分でする方法
軽自動車の所有権解除とは
車の購入時にローンを組むと、ローン会社の「所有権」が付く場合があります。
ローンの返済が終わるまで、車はローン会社の所有物なので、上の車検証のように「所有者欄」がローン会社の名前になってしまうんですね。
※注意 2024年より軽自動車も「小さな電子車検証」になりました。この場合は、所有者・車検期日などの個人情報は記載されていません。
国土交通省ホームページの「車検証閲覧アプリ」をインストールし、車検証右下の4桁の番号を入力、ICチップ部分をかざす事で所有者が閲覧可能になります。
「所有者欄」が自分の名前でなくローン会社だった場合、いわゆる「所有権付きの車」になってしまいます。
この「所有権付きの車」は、ローンを完済するまで、車を手放すことも、売る事も、廃車もできません。
他人の持ち物を処分したり売ったりできませんからね。
でも、ローンを完済すると、この所有者欄を自分の名前に変更することができます。
この作業を所有権解除といいます。
ローンを完済したら、速やかに所有権解除し、自分の名義にしておきましょう。
軽自動車の所有権解除の流れ
軽自動車の所有権解除は、車屋さんに依頼しなくても比較的容易にできます。
自分でしてみようと考えている人はぜひ、チャレンジしてみてください。
軽自動車の「所有権解除」の流れは、次の3ステップでとても簡単です。
軽自動車の所有権解除に必要な書類
まず初めに、軽自軽自動車の所有権解除に必要な書類を用意しましょう。
軽自動車の所有権解除には、6つの書類が必要です。
軽自動車の所有権解除に必要な書類 | 枚数 | 料金 | 入手場所等 |
---|---|---|---|
1.申請依頼書 | 1通 | 無料 | ローン会社に依頼して郵送してもらう |
2.軽自動車所有者承諾書 | 1通 | 無料 | ローン会社に依頼して郵送してもらう |
3.住民票または印鑑証明 | 1通 | 無料 | 自分で市町村役場で入手 |
4.自動車検査記入申請書 軽第1号様式 | 1通 | 無料 | ダウンロード PDF または、軽自動車検査協会 |
5.自動車税申告書(報告書) | 3枚複写 | 無料 | 軽自動車検査協会 |
6.車検証 | 所有権解除する車の車検証 | ||
7.申請手数料 | ➡無料 | ||
8.印鑑 | ➡不要になりました |
最初の2枚は、ローン会社が用意してくれますが、手続きが必要です。
自動車ローンを払い終えると、ローン会社から使用者の元に「オートローン所有権解除の案内」が届きます。
書かれている案内に沿ってローン会社に連絡すると、所有権解除に必要な書類(次の2つ)を送ってもらえます。
では、1つずつ詳しく解説していきますね。
オートローン所有権解除の案内が届かない場合
案内が届かない場合は、車検証の「所有者欄」に記載のローン会社に連絡して送ってもらいましょう。WEB申し込みが出来る会社もあります。
主なローン会社の「所有権解除」問い合わせ先一覧はこちら↓タップで開きます
1.申請依頼書
ローン会社から送ってくる書類の1つめは、申請依頼書です。こんなかんじ。
申請依頼書は、所有権解除の手続きを所有者の代わりに「使用者」または「使用者の代理人」が手続きしても良いですよ~という書類です。
2.軽自動車所有者承諾書(所有権留保車用)
ローン会社から送ってくる書類の2つめは、軽自動車所有者承諾書(所有権留保車用)です。
軽自動車所有者承諾書(所有権留保車用)は、ローンの支払いが終わったので、ローン会社から新所有者に、車検証上の名義を変更しても良いですよという書類です。
3.住民票または印鑑証明 1通
ここからは、自分で用意する書類です。
軽自動車の名義変更には、新所有者の「住民票」または「印鑑証明」が1通必要です。
こちらの書類は、自分で用意しましょう。
市長村役場に行き、マイナンバーが記載されていないものを入手しましょう。
住民票または印鑑証明は、発行日から3カ月以内のものしか利用できません。所有権解除をする直前に取得すると良いですね。
鮮明な物であればコピーでも大丈夫です。
4.自動車検査記入申請書 軽第1号様式
自分で所有権解除を行うには、「自動車検査記入申請書 軽第1号様式」(1枚) が必要です。
本来は、車屋さんや代書人が書いてくれる書類です。
「車検査記入申請書 軽第1号様式」用紙は、所有権解除を行う軽自動車検査協会で無料で手に入ります。手続き時に手に入れましょう。
軽自動車検査協会のHPでもダウンロードできますが、用紙の質や印刷で細かい規定があり、せっかく書いて持って行ってもはじかれる場合があります。
軽自動車検査協会で入手して記入することをお勧めします。
5.自動車取得税・自動車税申告書(報告書)
軽自動車の名義変更では、軽自動車税申告書(報告書)が必要です。
3枚複写になっているので、ダウンロードはできません。こちらも、所有権解除を行う軽自動車検査協会で無料で手に入ります。
6.車検証
所有権解除を行う軽自動車の車検証が必要です。
7.所有権解除 申請手数料
所有権解除の、申請手数料は無料です。
8.印鑑は不要
令和3年より、国土交通省関係政令の一部改正に基づき印鑑が不要になりました。以前は、新旧、両者の認め印が必要でしたが用意する必要はありません。
さていよいよ、この書類を持って軽自動車協会に行き登録を行います。
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所有権解除はどこで手続するの? 受付時間は?
軽自動車の所有権解除は、各都道府県の軽自動車検査協会で手続きを行います。
手続き方法は簡単。書類を記入し、用意した書類と一緒に提出すると、その場で新しい車検証を受け取る事ができます。
手続きにかかる時間は、すいているときは10分。3月の繁忙期など、混雑している時には1時間以上かかります。
軽自動車検査協会の受付は以下の通りです。
所有権解除の書類の書き方
いよいよ、所有権解除の書類を書いていきます。
所有権解除の書類で、記入が必要なのは次の4つです。すべて黒のボールペンで記入しましょう。
1.「申請依頼書」の書き方
ローン会社から送ってもらった申請依頼書には、次の3つを記入します。
注意: 記載を間違えたり紛失すると再発行は、ほぼしてもらえません。注意して扱いましょう。
2.「軽自動車所有者承諾書」の書き方
注意: 記載を間違えたり紛失すると再発行は、ほぼしてもらえません。注意して扱いましょう。
3.自動車検査記入申請書 軽第1号様式の書き方
4.自動車税申告書(報告書)の書き方
記入する4つの書類は以上です。
住民票と、車検証を添えて受付に提出すればOK。新しい車検証が交付されます。
お疲れ様でした。
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軽自動車の所有権解除と同時に「名義変更」をする方法は別ページで詳しく解説しています。
車屋さんが教える「軽自動車の所有権解除」を自分でする方法
軽自動車の所有権解除は素人でも比較的簡単に行えます。
軽自動車の所有権解除を自分でするには軽自動車検査協会に行き、必要書類に記載・提出すれば、新しい車検証を発行してくれます。申請手数料も無料です。
所有権解除に必要な書類は、次の6つです。印鑑は必要ありません。
ローン会社から送られる「申請依頼書」「軽自動車所有者承諾書」は紛失・記載間違いでの再発行はしてもらえないので、注意して取り扱いましょう。
軽自動車検査協会の受付は平日のみなので、都合を合わせてぜひ「軽自動車の所有権解除」にチャレンジしてみてください。