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交通事故/物損事故か人身事故か?物損でも治療費・通院費はでるの?事例・体験を踏まえて解説

物損事故ピンクレモネード

今日は「物損事故」や「人身事故」についての質問についてお答えしていきます。

・「物損事故」か「人身事故」どちらになるの?
・「物損事故」か「人身事故」かはいつ決まるの?
・「人身事故」なのに物損事故で届けていいの?
・「人身事故」にした方が良い場合は?
・「物損事故」で届けても、治療費・通院費はでるの?
・交通傷害保険に入っているんだけど、請求の仕方は?

このような「物損事故」か「人身事故」かの判断や、「物損事故」や「人身事故」で届け出をされた場合の、「自動車保険」「交通傷害保険」の治療費・通院費の請求の方法を解説します。

案内するのは国土交通省/陸運局認証車検工場にて「自動車保険代理店」営むオートディラーの「長嶋」です。実際に起きたお客様の交通事故の体験談も紹介しています。

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交通事故/物損事故か人身事故か?物損でも治療費・通院費はでるの?事例・体験を踏まえて解説

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「物損事故」「人身事故」どっちらになる?

先日、交通事故を起こしたお客様から

「相手は軽いムチ打ちだったけれど「物損事故」か「人身事故」どちらになりますか? 

と、ご相談がありました。

信号のない交差点でお客様の前方不注意の為起きた衝突事故です。念のため双方病院に行ったところ、お互いに軽いむちうちと診断されたそうです。

基本的に交通事故で怪我した場合、病院で書いてもらった「診断書」を被害届として警察に出します被害者が「診断書」を提出した時点で「人身事故」扱いとなります。交通事故を起こした両者が怪我をした場合、どちらか一方が「診断書」を出せば「人身事故」扱いとなります。

しかし、念の為の検査通院や数日で治まる軽い症状の場合、警察は「物損事故」で処理することがほとんどです。

怪我をしていても「診断書」を提出しなかった場合は「物損事故」として扱われます。では、怪我をしているのにもかかわらず、どんな時に「物損事故」として扱われるのでしょうか。実例を挙げて紹介しますね。

「人身事故」なのに物損事故で届けていいの?

交通事故2

「人身事故」なのに物損事故で届けても何の問題もありません。「物損事故」で届けても、医師による診断書を出せば保険から治療費・通院費はでるからです。

◆怪我をしたのに物損事故になった例

私の妻は、一方的に高齢者の踏み間違いで追突をされ「むち打ち」になったことがあります。何も知らずに「診断書」を警察に持って行ったところ

「相手の方に、重い罰を望みますか?」

と、警官に聞かれ

「いえいえ、高齢者で、反省されて謝りに来られましたし、次から注意していただければよいです」

と答えると、「物損事故」として処理しますね。と警察官は「診断書」を受け取りませんでした。

各都道府県県警によっても対応は異なるようですが、検査通院や、軽い「むちうち」など数日で完治するような診断は、被害者が加害者へ厳しい罰を望まない限り「物損事故」として扱う事が多いようです。

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人身事故は重い行政処分

「人身事故」として扱われると、重い行政処分を受けなければなりません。

運転免許証が基本2点減点、相手の怪我の程度で減点が増えます。1カ月を超える診断、過去に減点がない方でも、1カ月以上の免停~・罰金20万円~50万円とかなり厳しい行政処分を受けることになるのです。

ですから、加害者の中には「人身事故」にしないでくれ~と箱菓子を持って熱心に被害者にお願いに行く人もいます。

「物損事故」か「人身事故」かはいつ決まるの?

任意保険

「物損事故」か「人身事故」かは、被害者が「診断書」を警察に出した時点で決まります。

診断書は「事故直後」に病院に行って診察を受け、書いてもらう必要があります。事故から数日たってからでは、交通事故と怪我との因果関係が立証されなくなってしまうので、当日もしくは翌日に「診断書」を書いてもららわなければなりません。

医師に書いてもらった「診断書」は、警察へなるべく早く届けなければなりません。「診断書」の提出期限は10日~2週間までに提出するのが望ましいと言われています。つまり、事故から2週間前後までには「物損事故」か「人身事故」かが、はっきり決まる事が多いです

相手が「診断書」を出して「人身事故」扱いになった場合、必ず警察署からあなたに連絡がきます。「人身事故」として調書を取り直したり、大きな事故の場合は再度現場検証をすることもあります。

不安な場合は警察署に直接電話をして「どちらになったか」、まだ決まらない場合は「どうしたいか」相手の意向もさりげなく聞いてみるとよいですね。

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「人身事故」診断書の提出期限

診断書の提出期限は10日~2週間までが望ましいようですが、県警や場合によって判断が異なるようで1カ月もかかったお客様もいました。

28歳 会社員男性 A様

県外で車×車の接触事故で、打撲やむちうちで1カ月の怪我をした。双方5:5の事故で相手の方も軽いむちうち。「物損事故」か「人身事故」か迷い、担当警警察官に相談すると、相手が「診断書」を出す予定なので「人身事故」になるだろうと聞いた。

そこで、こちらも診断書を提出することにしたのだが、県外なのですぐに行けない言うと、

いままで「物損事故」扱いだったが、「診断書」を出す事で「人身事故」扱いになる。その為、調書を作り直すので警察署まで来てもらわなければならない。1カ月後ぐらいになるが、その時ついでに「診断書」を持ってくればよいと言われた。

もし裁判などになった時、「診断書」の提出が遅いと不利になるようなことを聞いたが、大丈夫か?と警察官に確認したが、事前に「診断書」の内容を聞いている場合はまったく問題はないと言われた。

「物損事故」か「人身事故」かはっきり解らず不安な人は、担当警察官に相談してみるのも良いですね。

「人身事故」にした方が良い場合

お客様の中には、軽いムチ打ちだったのにもかかわらず「人身事故」にしたお客様もいらっしゃいます。たとえ小さな怪我でも、後々の事を考え人身事故にしておいた方が良いと言う場合もあります。

私が対応したお客様で実際に「人身事故」にしたケースを紹介します。

実際に「人身事故」にしたケース 7例

ース1◆高齢者の母/軽いムチ打ちでも、後々支障があるのではないか心配

念のために通院をしていて、ほとんど症状がなかったが、高齢者なので後々後遺症が現れるのではないかと心配し「人身事故」で処理してもらった。

ケース2◆加害者を適切に処分してほしい。思い罰を与えて欲しい。

飛び出しの接触事故。小さなお子様が怪我をされたようで、かなりお怒りになられていました。

ケース3◆相手に不安を感じた

借りた車だから、自分の保険は使わないなどと言われて不安を感じ「人身事故」で届けた。

「人身事故」で届け出る事で、事故を起こした当事者だけではなく「車の持ち主」にも「運行供用者責任」が発生します。その為、事故を起こした当事者が最悪逃げてしまっても車の持ち主に賠償してもらえます。

ケース5◆警察官に勧められたから

お互いに軽い怪我をしていたが、穏便に「物損事故」で済ませたいと申し出たところ、警察官から熱心に「人身事故」にするよう勧められた。訳を聞いても口を濁すのでおかしいと思っていたら、相手がその土地の不良?だった。

ケース6◆事故の相手の態度が怖い

お互いに過失があるのに、一方的にこちらが悪いと怒鳴られた。さらに夜遅く自宅に電話がかかってきて、事故時に警察に連絡したスマホの通話料金まで請求されたので怖くなって「人身事故」扱いにした。

ケース7◆ちょっと変な人? 模型を作って毎日警察に行く

事故の相手が自分は悪くないと言い張り模型を作って警察に出向き、過失がないと説得を毎日繰り返していると聞いて驚いた。たいした怪我ではなかったが、執拗さや異常さに恐怖を感じ「人身事故」にした。

「物損事故」で届けても治療費・通院費はでるの?

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自賠責保険の場合

「物損事故」で届けても、「診断書」「人身事故証明書入手不能理由書」を保険会社に提出することで治療費・通院費が支払われます。

病院で、交通事故の診断書をもらう

事故にあったらすぐに病院に行きましょう。医師の診察後、「診断書」を作成してもらいます。「診断書」は医師免許を持った医師しか作成できませんので、整骨院、接骨院、鍼灸院など医師が治療を行わない場所は避けましょう。(後日、保険会社の許可をとって、それらに通院することは可能)

「診断書」に、「交通事故で怪我をした治療」と記載されることで自動車保険(自賠責保険・任意保険)から治療費が支払われます。交通事故により怪我をしたと伝えて診察を受けましょう。

書類を書く

人身事故証明書入手不能理由書の提出/書き方

怪我をしたのにもかかわらず「物損事故」として届けた場合「人身事故証明書入手不能理由書」が必要になります。

「人身事故証明書」は、保険会社が他の書類と一緒に送付してくれるので、人身事故なのに物損事故として届け出た理由を記載して提出することで、治療費や慰謝料を受け取る事が出来ます。

物損事故として届け出た理由は次のような選択式なので簡単です。どれかに丸をつけて提出しましょう。

・受傷が軽微で検査通院のみであったため
・受傷が軽微で短期間で治療を終了した
・公道以外の場所で発生した事故の為(私有地・駐車場・私道)
・その他の事情は記載する。

傷害保険の場合

自動車保険の他に「傷害保険」に加入している場合は「物損事故」で届け出をした場合でも保険金を請求できます。

保険金請求の仕方/写真で解説

下はアメリカンホームダイレクトの実際の保険金請求書の用紙です。クリックで大きくなります。
完治後の請求となります。

傷害保険請求書 同意書

1.保険会社に連絡して事故で通院をしている事を伝える
2.保険会社から請求ガイド/書類が郵送されてくるので記入・準備をする。
 
10万円未満の場合 
 ▷自分で書くもの
 ・保険金請求書(自分の情報・振込口座などの記入)
 ・入通院申告書(10万円未満の場合、治療日等を自分で記入)
 ・同意書(医療機関に問い合わせても良いという同意書)
 ・免許証コピー裏表
 ▷取り寄せるもの
 ・施術証明書(接骨院などに通った場合書いてもらう)
 ・交通事故証明書(警察で手に入れる)

10万円以上の場合
 ▷自分で書くもの
 ・保険金請求書(自分の情報・振込口座などの記入)
 ・同意書(医療機関に問い合わせても良いという同意書)
 ・免許証コピー裏表
 ▷取り寄せるもの
 ・お世話になった自動車保険に連絡して次の3点を取り寄せる
   1.交通事故証明書
   2.診断書一式
   3.診療報酬明細書

3.書類が揃ったら郵送
4.保険金の入金

入通院申告書 施術証明書

交通事故/物損事故か人身事故か?物損でも治療費・通院費はでるの?

事故処理が終わりほっとしたのもつかの間、怪我は大したことがない様子だけれど「物損事故」か「人身事故」のどちらになるのか心配になりますよね。

「人身事故」は、怪我をした被害者が「診断書」に出した時点で「物損事故」から「人身事故」に変わります。会社の事情・違反点数・経済的事情などがある人はなおさら困ってしまいますよね。

そんなお客様にご案内するのは、とにかく被害者の方にお見舞いのお電話を入れる事、元気そうなら箱菓子を持って自宅にお詫びに伺う事などをアドバイスしています。

怪我をした場合、本来は「人身事故」として処理するのが当たり前ですが、私の住んでいる県警では、事故の程度や怪我の度合いを見て「物損事故」で穏便に処理してくれます。しかし重い罰を望む方もいらっしゃって「人身事故」になってしまう場合もあります。

大きな怪我の場合は無理ですが、1日の検査通院で済むような場合は穏便に済ませもらえるよう被害者に頼んでみても良いですね。

お互いに怪我をした場合、人身事故にする事により両者が行政処分を受けることになります。両者で話し合って「物損事故」として示談にした例もあります。

相談する人がいない場合は、保険会社や保険代理店に相談してみましょう。良いアドバイスをしてくれるはずです。良い方向に進むと良いですね。おだいじに。

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