車屋さんが「納車おめでとう」って変じゃない?なぜ言うの?どういう意味?

納車おめでとうございます

先日、県外から久しぶりに遊びに来た友人夫婦に

車を購入したら「納車おめでとうございます」って車屋さんに言われたけど
あれって、なんか変じゃない?
あまり、いい気がしなかったけど、どういう意味?
なぜ、言うの?

と、聞かれました。
友人夫婦が言うには、

べつに車を買ったからっておめでたくないし・・・
そんなに頑張ってないし、
上から目線?
喜んでいいのか、けなされてるのか・・・
普通に「ありがとうございました」
でいいんだけどな

と、少々お怒りの様子。
う~ん、私、車屋さんにとっては耳の痛い話です。

今日は★車屋さんの立場で、

◆なぜ車屋さんは「納車おめでとうございます」と言うのか
◆それは正しいことなのか?
を、解説していきたいと思います。。

案内するのは、新車中古車販売・国土交通省/陸運局認証車検工場を営むオートディラーの「長嶋」です。50年の経験をもと実際に起こったトラブルや解決方法を解説しています。

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車屋さんが「納車おめでとう」って変じゃない?なぜ言うの?どういう意味?

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納車おめでとうはおかしい?

確かに、友人の言う通りおめでとうございますには、車屋の私でも違和感を感じる事があります。

「納車おめでとうございます」と言われても、宝くじのように車が当たったわけではありませんし、誕生日のように「おめでとうという」というのもおかしいです。

今の時代、様々な価格帯の車が販売されていますし、便利な決済方法もあるので、車を買うのはそう難しくありません。

友人の言う通り、上から目線で「やっと買えたね。おめでとう」と言われたようで、嫌みな感じにも聞こえます。

でも、実際に「納車おめでとう」を使う車屋さんは沢山います。

例えば、スバルやホンダの一部車両では新車の納車時に花束を渡してお祝いしてくれます。

ホームページやブログでも、「⚪⚪様、納車おめでとうございます」と写真付きで大きく掲載している販売店も沢山見かけます。

納車おめでとうを使う場合

実は、わたくしオートディーラー長嶋も「納車おめでとうございます」を使います。

でも使うのはほとんど限られた状況のみで、お客様と親しい関係にあって長いお付合いのお客様のみです。例えば・・・

◆超高級車やスーパーカーを購入され、ご希望で「納車式」を行う場合
  ➡花束を持って、納車おめでとうございます!

◆何年も探していた希少車がみつかり購入できた
  ➡納車おめでとうございます!

◆貯金がたまったから、やっと買えた
  ➡納車おめでとうございます!

◆ローン審査がやっと通って念願のマイカーが買えた
  ➡納車おめでとうございます!

でも、友人のように違和感を持つというお客様もいらっしゃるので、実際のところほとんど使わないようにしているのです。

また、「納車おめでとう」はお客様ではなく、やっと契約を取って納車にこぎつけた社員へのねぎらいの言葉として使う方が正しい気もします。

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納車おめでとうございますは正しいの?

みんなはどう思うの?

お客様のなかには、納車時に「おめでとうございます」と言われても

「まったく気にならないよ」とおっしゃるもいらっしゃいます。

知恵袋などで検索しても、

◆ぜんぜん気にならない

◆気にする方が変

◆契約のハンコを押す時「ありがとうございます」だから、納車するときは「おめでとう」でいいんじゃない?

などの声があります。

納車は、おめでたいこと

確かに、契約時は「お買い上げありがとうございます」と言いますから、納車時に「おめでとうございます」でも良いかもしれません。

私たち車屋が考える納車は、大切な我が子を嫁に出すのと同じ気持ちですから、おめでたいことは間違いありません。

また納車の日取りは、わざわざ大安などの縁起の良い日を選びますから、まさにおめでたいことなんです。

お客様にとって納車は、今から生活を共にし、命を預けるパートナーと出会える日です。

納車は待ちどおしい日、嬉しい日、おめでたい日、豊かな未来が期待できる日に間違いはないはずです。

こう考えると、納車おめでとうございますは正しいという結論になります。

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納車おめでとうが当たり前の時代

時代をさかのぼると、もうひとつの視点で納車おめでとうが見えてきます。

50年前は、車の購入はサラリーマンのあこがれであり夢でした。大卒の初任給が3万円の時代です。

その当時、華々しくデビューしたスバル360の新車価格は約45万円です。でも、ローンなんてない時代ですから、みんなが必死に給料を貯めて車を購入しました。

高度経済成長期、物がない時代、みんながむしゃらに働いていた私の両親の時代です・・・すいません年がわかっしまいますね(笑)

葉っぱ ボーダー

ですから、何年もコツコツ貯金して、やっと車を手に入れたお客様に「納車おめでとうございます」と言うのは当たり前の時代だったんですね。

「納車おめでとう」が意味するものは豊かな生活を手に入れる為に行った努力へのねぎらいの言葉で、時代の象徴ともいえます。

きっと、この時代の想いがなごりとして生きていて、「納車おめでとうございます」という言葉が今でも残っているのかもしれません。

豊かになった今の時代「納車おめでとうございます」を使うと不愉快な想いをされるお客様もいるので安易に使えないというのも車屋の事実。失礼のないよう使いこなしていきたいものです。

まとめ 車屋さんが「納車おめでとう」って変じゃない?なぜ言うの?どういう意味?

納車 黒い車

手軽に車を購入することが可能になった今、「納車おめでとうございます」を不愉快に感じるお客様も多く、車屋さんでは最近ではあまり使わないようになりました。

それでも「納車おめでとう」の言い回しが残っているのは、高度経済成長期のなごりとも言えます。

しかし車屋の立場から言うと、大安吉日の「めでたい日」に素晴らしい商品を送り出すという意味で、純粋に「おめでとうございます」と叫びたいのです

あなたの愛車が、家族や友人との距離を縮め、あなたの人生を便利で豊かなものにする事を祈って「納車おめでとうございます」と言わせてあげてください。

それではまた(@^^)/~~~

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