もうすぐ車検だと思うと、費用が心配ですね。

車検は高額だし、色々な費用があって良く解らないわ。
車検は様々な「法定費用」に加えて「点検整備代・代行代」など複雑な費用がかかります。
でも、あらかじめ概算が解っているとお金の準備がらくですね。
このページでは、車検にかかる費用の種類や、実際にかかる費用を計算し解り易く「車種別一覧表」にまとめました。
車検時の目安にしてください。

案内するのは、新車中古車販売・国土交通省/陸運局認証車検工場を営むオートディラーの「長嶋」です。50年の経験をもと実際に起こったトラブルや解決方法を解説します。
車検費用はいくら?車種別「法定費用+点検費用」がわかる計算表2021年度版
車検にかかる費用とは
車検にかかる費用は、
重量税・自賠責保険・印紙代など、 |
+
整備業者に支払う 「点検費用・継続検査代行費用」 |
+
整備や修理にかかった 部品代 |
を合算したものです。
車検 費用 | 法定費用 | 国に納める![]() | ・重量税 ・自賠責保険 ・印紙代 |
整備代 | 業者に支払う![]() | ・点検整備代 ・部品代金 ・代行費用 |
安くて品質の良い車検をとるなら
車検の費用や、整備技術を考えると、どこに車検を出してよいか悩みますよね。
できれば「安くて品質の良い業者」に依頼したいですよね。
一般的にディーラーは車検代金が高額と言われれています。
しかし、ディーラーは、人件費や車両保管、整備等の経費が多く掛かかるので仕方ないんですよね。
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法定費用の内訳
まずは、法定費用の内訳から見ていきましょう。
1.自動車重量税
自動車重量税は車の重量によってかけられる税金で、あの有名な政治家、田中角栄が作ったものです。
普通乗用車は0.5トン毎に税額が増加しますが、2021年4月までは「燃費が良い車」や「排ガスが少ない車」などの電気自動車やエコカーなどは減税されます。
重量税(円) | エコカー | 一般 | 13年超 |
軽自動車 | 5,000 | 6,600 | 8,200 |
小型車 ~1000t | 10,000 | 16,400 | 22,800 |
小型車 1000~1500t | 15,000 | 24,600 | 34,200 |
中型 1500t~2000t | 20,000 | 32,800 | 45,600 |
大型 2000~2500t | 25,000 | 41,000 | 57,000 |
参考車種
小型車~1000t | IQ・マーチ・デミオ・スイフト・ブーン他 |
小型車1000~1500t | ヴィッツ・パッソ・アクア・プリウス・フィット・ルーミー・タンク・ジャスティ・シエンタ・ポルテ・フリード・ヴェゼル・ウィッシュ他 |
中型1500t~2000t | ラブ4・ノア・VOXY・sai・レヴォーグ・フォレスター・ステップワゴン・エクストレイル・ハリアー他 |
大型2000~2500t | ヴェルファイアー ランドクルーザー他 |
正確な「重量税の金額」を調べたい場合は、国土交通省の自動車重量税額照会サービスが便利です。
車検証を見ながら車体番号、車検予定日を入力するだけで、簡単に金額が解ります。
2.印紙代(検査手数料)
車検を受ける際に、陸運局や軽自動車検査協会で支払う検査手数料の事です。車検証に記載してある自動車の種別で金額が異なります。
種別 | 印紙代(検査手数料) |
軽自動車 | 1,400円 |
小型自動車 | 1,700円 |
普通自動車 | 1,800円 |
3.自賠責保険料
自賠責保険は、交通事故被害者の救済を目的に国が定めた強制自動車保険です。車の所有者すべてに加入が義務付けられていて、任意の自動車保険とは異なるものです。
この国の自賠責保険は、自動車の種類や用途によって保険料が異なり、損保会社や農協などに委託されて運営されています。
下は2021年2月現在の金額です。2021年4月から料金改定になり値下がり予定です。
自賠責保険料 | 12カ月 | 24カ月 |
軽自動車 | / | 21,140円 |
自家用乗用車 | / | 21,550円 |
小型貨物 | 15,050円 | / |
普通貨物 最大積載2t超過 | 22,570円 | / |
普通貨物 最大積載2t以下 | 20,370円 | / |
業者別整備代 (定期点検費用+継続検査代行費用)
上の写真は、車検の定期点検用整備記録簿です。この69項目を点検し、不具合を整備しなければ検査(車検)にパスできません。
この定期点検費用・継続検査代行費用は業者によって異なります。
定期点検費用
車検業者 | 信頼度 | 軽自動車 | 小型車 | 普通車 |
ディーラー | ◎ | 17,000円前後 (税込) | 24,000円前後 (税込) | 32,000円前後 (税込) |
民間 認証修理工場 | ◎ | 15,000円前後 (税込) | 20,000円前後 (税込) | 20,000円前後 (税込) |
低価格業者 ガソリスタンド等 | ○ | 15,000円前後 (代行込) | 15,000円前後 (代行込) | 15,000円前後 (代行込) |
・ディーラーは価格は高額ですが、サービスや信頼度は厚いです。 ・運輸省が認証している民間の修理工場は、技術力も高く金額も手ごろです。 ・低価格業者やガソリンスタンドなどは、技術力等に不安がありますが、低価格が魅力です。 |
継続検査 代行費用
継続検査の代行費用は業者や車種・継続検査の受け方などによっても違います。
種別 | ディーラー | 民間/認証工場 | 低価格業者 |
軽自動車 | 6,000円前後 | 3,000円前後 | 点検代込 |
小型車 | 7,000円前後 | 4,000円前後 | 点検代込 |
普通車 | 10,000円前後 | 4,000円前後 | 点検代込 |
認証工場や、低価格業者など、陸運局に車を持ち込んで車検をとる場合は、工場からの距離に応じで料金が加算される場合があります。
山奥から1時間もかけて陸運局に車検に来る場合などの代行手数料はもっと高額になります。
ディーラーで車検を受ける際はこちらも参考にしてください。
車検費用の計算
では、具体的に車検にかかる費用の計算を見てみましょう。
法定費用+ディーラーに支払う費用(整備費用+検査代行)から計算しています。
軽自動車
2021年4月より自賠責保険料金が値下げとなります。
諸費用 | エコカー | 一般 | 13年超 |
自賠責保険 | 21,140 | 21,140 | 21,140 |
重量税 | 5,000 | 6,600 | 8,200 |
印紙代 | 1,400 | 1,400 | 1,400 |
法定費用小計 | 27,540 | 29,140 | 30,740 |
点検+代行 (ディーラー) | 23,000 | 23,000 | 23,000 |
合計 | 50,540円 | 52,140円 | 53,740円 |
小型車/コンパクトカー
◆該当車 ヴィッツ・パッソ・ヤリス・アクア・プリウス・フィット・ルーミー・タンク・ジャスティ・シエンタ・ポルテ・フリード・ヴェゼル・ウィッシュ等
2021年4月より自賠責保険料金が値下げとなります。
諸費用 | エコカー | 一般 | 13年超 |
自賠責保険 | 21,550 | 21,550 | 21,550 |
重量税 | 15,000 | 24,600 | 34,200 |
印紙代 | 1,700 | 1,700 | 1,700 |
法定費用小計 | 38,250 | 47,850 | 57,450 |
点検+代行 (ディーラー) | 28,000 | 28,000 | 28,000 |
合計 | 66,250 | 75,850 | 85,450 |
普通車 3・5ナンバー
5ナンバー
車両重量1500~2000tの車検費用料金表です。このランクは、5ナンバーと3ナンバーで料金が異なりますのでご注意ください。
ラブ4・ノア・VOXY・sai・レヴォーグ・フォレスター・ステップワゴン・エクストレイル・ハリアー
2021年4月より自賠責保険料金が値下げとなります。
諸費用 | エコカー | 一般 | 13年超 |
自賠責保険 | 21,550 | 21,550 | 21,550 |
重量税 | 20,000 | 32,800 | 45,600 |
印紙代 | 1,700 | 1,700 | 1,700 |
法定費用小計 | 43,250 | 56,050 | 68,850 |
点検+代行 (ディーラー) | 42,000 | 42,000 | 42,000 |
合計(一部税抜) | 85,250 | 98,050 | 110,850 |
普通車 3ナンバー
2021年4月より自賠責保険料金が値下げとなります。
諸費用 | エコカー | 一般 | 13年超 |
自賠責保険 | 21,550 | 21,550 | 21,550 |
重量税 | 20,000 | 32,800 | 45,600 |
印紙代 | 1,800 | 1,800 | 1,800 |
法定費用小計 | 43,350 | 56,150 | 68,950 |
点検+代行 (ディーラー) | 42,000 | 42,000 | 42,000 |
合計 | 85,350 | 98,150 | 110,950 |
大型車車 ヴェルファイアー ランドクルーザー他
車両重量2000~2500tのお車の諸費用料金表です。ヴェルファイアー ランドクルーザー他
2021年4月より自賠責保険料金が値下げとなります。
諸費用 | エコカー | 一般 | 13年超 |
自賠責保険 | 21,550 | 21,550 | 21,550 |
重量税 | 20,000 | 32,800 | 45,600 |
印紙代 | 1,800 | 1,800 | 1,800 |
法定費用小計 | 43,350 | 56,150 | 68,950 |
点検+代行 (ディーラー) | 42,000 | 42,000 | 42,000 |
合計 | 85,350 | 98,150 | 110,950 |
まとめ 車検費用はいくら?車種別「法定費用+点検費用」がわかる計算表2021年度版
車検費用は、法定費用(重量税+自賠責保険+印紙代)と、車検業者に払う点検費用(点検整備費用+車検代行+部品代)を合算したものです。
これに加え、部品代が加算されるので、耗部品や修理の多い後年式の車、短期間で長距離を乗ってしまった車ほど車検費用がかさむと考えられます。
車の使用頻度や年式を考えて、事前に車検費用の準備をするとよいでしょう。
◆車検費用のめやす |