軽自動車の登録に必須な住民票。いざとりにいったら、「あれ・・・どれをとるの?」なんてお電話をお客様からよくいただきます。そこで今日は、
など、軽自動車の登録に必要な「住民票」の解説をしていきます。
【参考記事】
・自動車の名義変更の方法・やり方「税止め方法も解説」
・軽自動車の名義変更の費用はどこが安い?ディーラー・車屋・行政書士料金を比較
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軽自動車の名義変更に必要な「住民票」とは。本籍は必要?謄本?抄本? マイナンバー?初心者むけに詳しく解説
「軽自動車の名義変更」住民票は「謄本/抄本」?
住民票をって来てください。
は~い。
ん?抄本?謄本?
軽自動車の名義変更で市町村役場に住民票をとりに行ったら、様々な種類があって、「どれをとってよいか解らないんですけど・・・」と困ってしまった経験がある方も多いはず。
住民票には大きく分けると4種類があり、一般的に軽自動車の名義変更に必要なのは
住民票抄本(世帯の一部)
謄本(とうほん)と抄本(しょうほん)で迷う方もいらっしゃいますが、謄本(とうほん)は「世帯全体」つまり家族全員の住民票のうつしが出てきてしまいます。
軽自動車の名義変更では、車の持ち主になる方だけの住民票➡「抄本」が必要です。
正確に言うと、住民票抄本(しょうほん)を請求しましょう。住民票は発行日から3ヶ月以内のものが有効です。
一般的に住民票は3カ月有効ですが、軽自動車登録においては1カ月しか有効期間がない県管轄もありますので注意が必要です。
住民票をとったら、速やかに名義変更を行いましょう。
住民票/本籍の記入は必要?マイナンバーは?
名義変更を行う住民票に、本籍やマイナンバーの記載は必要ありません。
という質問をよく受けます。
軽自動車は、現在住んでいる住所での登録となります。
ですから本籍地の記載がなくても大丈夫なのです。
住民票取得時にはマイナンバーの記載のないものを指定しましょう。
◆間違ってマイナンバー付きのものを取得してしまった場合は、マイナンバーの部分を隠してコピーをとったもの、またはコピーしてからマイナンバーの部分を消したものを使用しましょう。
住民票の代わりになるもの
軽自動車の名義変更で、「住民票」の代わりになる書類は「印鑑証明」のみです。
自動車保険などでは住所を証明するものとして、公共料金の引き落としの明細書や、支払い通知書、郵便物の宛名が書いてあるハガキなどが使われることがありますが、軽自動車の名義変更では使う事はできません。
公的に証明できる「住民票」または、「印鑑証明」のみです。
「住民票」または「印鑑証明」は、3カ月以内のものであれば原本のコピーでもOKです。名義変更が数台ある場合は、1枚の原本を何枚もコピーして使う事が出来ます。
結婚して苗字が変わった 引っ越しで住所が変わった場合は?
結婚して苗字が変わった場合は、名義変更(変更登録)を行います。この場合は、新しい姓/新しい住所の記載がある「住民票の抄本」が必要になります。
これをせずに結婚前の姓や住所のまま乗られる方も多いですが、自動車保険などの関係もありますから速やかに変更しましょう。
※「普通車」の名義変更登録時のような、旧姓や旧住所から新姓、新住所の流れが解る「住民票除票」や「戸籍抄本」などは必要ありません。
引っ越したのに本籍地から住所を移していない場合
引っ越したのに、住所は本籍地、前の住所のままという方は、すみやかに新住所に住民票を移し、新住所での登録をしましょう。
本籍地に帰る予定があり住民票がそのままという方は、車検証の変更(移転変更)をする必要はありません。そのまま乗っていても大丈夫です。
ただし、自動車税納付書ハガキは前住所宛てに届きます。本籍地が実家等で、納付書をわざわざ送ってもらったり、立て替えてもらうのが面倒な方は「自動車税口座振替の登録」を役場でしておけば問題ないでしょう。
本籍地に帰る予定があり住民票がそのままという方の中には、新たに軽自動車を購入し、本籍地の住所、本籍地のナンバーで名義変更をしたいという方もいらっしゃいます。
その場合、本籍地の住民票抄本をとってください。車庫証明の義務地域では、実際にそこに車を停めるご自身の敷地または借地がある事が前提です。
業者に頼む場合は、本籍地の軽自動車協会での登録になるので多少金額がかかります。JU加盟店業者ですと、県外のJU中古車販売連盟と提携していますから、比較的安く引き受けてくれます。
「軽自動車の名義変更」住民票はどこでとれますか?
コンビニ 住民票取得/利用時間
「マイナンバーカード」をお持ちの方は、コンビニに設置されているキオスク端末(マルチコピー機)で、住民票や印鑑証明をとる事が出来ます。
キオスク端末(マルチコピー機)画面に表示されている「行政サービス」ボタンを押しすと利用できます。
役場での住民票の代金は300円。キオスク端末(マルチコピー機)は、市町村役場で発行するより100円安くてお得です。また、午前6時から午後11時まで利用できるのでとても便利です。
市町村役場の窓口
住民票を市町村役場でとる場合、窓口で本人確認を行っています。
(本人がとる場合も、代理の方が行く場合も本人確認書類が必要です)
本人確認書類は、運転免許証、パスポート、マイナンバーカードを持って行ってください。
昼間、市町村役場に行っている時間がない方は各市町村役場の「平日夜間/休日窓口」を調べて利用しましょう。
自分で住民票を取りに行けない・・委任状の書き方見本
自分で住民票を取りに行けない場合の委任状が必要になります。
(本人又は本人と同一世帯に属する方なら委任状がなくても住民票がとれます)
第三者の代理人の方が住民票をとる場合、委任状が必要となります。(親子や兄弟で同居であっても、別世帯であれば委任状が必要となります)
健康保険証、年金手帳、介護保険被保険者証、後期高齢者医療被保険者証、学生証、などは顔写真がついていないので、保険証+学生証というように上記2点を組み合わせて提出しましょう。
一般的に委任状は、委任する方の意思が確認できる内容であれば、用紙、書式は問われません。
普通の白い紙に自筆で記載してもOKですし、お住まいの市町村役場のホームページから委任状をダウンロードしても良いでしょう。
ご自身で書かれる場合は下記の内容を必ず記入してください。
委任状 書き方 みほん
○○市 市長さま
住所 ○○県○○市○○町1丁目2345
氏名 山田 花子
さんに、住民票抄本の交付、受領に関する一切の権限を委任します。
令和○○年 ○月 ○日
住所 ○○県○○市○○町2丁目2345
氏名 佐藤 太郎 印 ➡必ず自筆
生年月日 ○○年 ○月 ○日
「軽自動車の名義変更」住民票や印鑑証明はコピーでもいいの?
住民票や、印鑑証明は原本でなくコピーしたものでも構いません。
当社でも、時間がなくてお持ちになれないお客様には、FAXをしていただいて使用しています。
原本を渡したくない、別の使用目的がある場合もありますよね。そんな場合は、コピーまたはFAXでも名義変更は可能です。(もちろん不鮮明のものは使えず再提出になるので注意が必要です)
納車前 自動車保険の手続きを忘れてませんか?
車を購入すると、名義変更の書類の準備が大変ですね。しかし、忘れてはいけないのが自動車保険の加入や変更手続きです。
ネットで申し込む自動車保険は、代理店で申し込む保険より、かなり安くなる場合があります。この機会に、保険料や補償内容の見直しをしてみるのも良いですね。
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保険料を比べて、家計の節約にお役立てください。
軽自動車の名義変更「住民票」まとめ
・謄本ではなく「抄本」
・住民票の代わりに印鑑証明でも良い
・取得して3カ月未満のもの
・マイナンパー記載のない物
・氏名や住所が変わっても「抄本」で良い。
・コンビニの住民票は100円安くてAM6時からPM11時までとれる
・役場窓口の委任状は、ぜんぶ自筆でOK
・住民票や、印鑑証明は原本でなくコピー/FAXでもOK
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