長年保険代理店をしていると交通事故に遭われたお客様から知恵を貸してほしいとご相談を受けることがよくあります。このブログでは、
など、実際に交通事故にあったお客様の体験談をブログで紹介、怪我をされ働けない方、示談交渉等で不快な思いをされている方の参考になれば幸いです。
案内するのは、保険代理店・運輸局認証車検工場を営むオートディラーの「長嶋」です。自動車損害保険募集人資格の他、傷害・火災・生命保険募集資格を持つ保険のエキスパートです。50年の経験をもとに実際に起こった事故トラブルの解決方法を解説しています。
交通事故で慰謝料をいくらもらったの? 体験談をブログで紹介
交通事故で慰謝料をもらうのは「詐欺」ではない
交通事故で怪我をした時、
と大真面目に言う方もいらっしゃいますが、決してそんなことはありません。
交通事故にあったら念のために検査を受ける事はあたりまえですし、たとえ小さな痛みであっても認定期間中は堂々と通院するのが当然の権利なのです。
なぜなら交通事故は、怪我の痛みだけではなく精神的な苦痛や様々な不安が起こるからです。
実際、娘が交通事故を起こした時は、車を見たり大きな交差点を見るたびに恐怖がよみがえり手が震えていました。
医者ではPTSDと診断されましたが、PTSDは保険で治療費としては支払われません。
今までの穏やかな生活リズムが崩れ、つらい思いをしているのに保障がないのです。車に乗ることを恐れ、家族にも迷惑・心配をかけてしまいます。
ですから、ささいな怪我でも病院に行き、十分な補償を受ける事は当然の権利であり、詐欺と考えるのは間違っているのです。
あなたも車検の度に高額な「自賠責保険」や「任意自動車保険」を支払っているはずです。
万が一事故が起こった時のリスクを補償するために自賠法があり、車に乗るすべての人が自賠法に基づいた強制保険(自賠責保険)で守られているのです。
自賠責保険で支払われる金額は?
自賠責保険の「傷害」による損害は、「積極的損害(治療費)」「休業損害」「慰謝料」が支払われます。
慰謝料の基準は加害車両1台の場合、被害者1名につき120万円が限度です。(後遺障害は4000万まで/死亡は3000万円まで)
限度額の120万円を超えた場合は、任意保険(自動車保険)の人身傷害保険から支払われます。
基本の考え方
上記の場合、
治療関係費270,000円+休業損害696,000円+慰謝料294,000円=1,260,000円
1,260,000円>保険金額1,200,000円
したがって、120万円が支払われます。
注意)被害者に重大な過失がある場合は20%の減額が引かれますが、任意保険の人身傷害保険に入っている場合からはこちらから補填されます。
それでは、実際にあった交通事故での慰謝料金額を紹介していきます。
慰謝料をいくらもらったの?
35歳A様の慰謝料・・むちうち/全治2週間の場合
赤信号で停車中、後ろから追突されました。
26歳男性の会社員A様は通勤時、赤信号で停車中、後ろから追突されました。
首と肩に痛みと違和感を感じ、直ぐに病院に行くと「全治2週間」のむちうちと診断されました。翌日も痛みがひどかったので会社を休み通院。翌日から出勤したものの完治まで1カ月かかってしまいました。
交通事故/むちうちの治療日数の目安
診断書は全治2週間なのに30日も通院して良いの?
交通事故におけるむち打ち(頸部捻挫)の治療期間の目安は3カ月と言われています。
目に見えない痛みでも神経症状を伴うので打撲よりも長い治療期間がかかるとされています。
交通事故の治療期間は、DMK136という考えから判断されるんですね。
当初A様は全治2週間と診断されましたが、痛みが長引いたので保険会社に続けて通院したいと申し出たところ、許可が下りたので30日の通院になりました。
ですから、まだ痛みがあるのに、2週間の診断だからといって通院をあきらめる必要はありません。むちうちは、3カ月くらいまでなら超過して通院しても良いということになります。
ただしJAなどの共済では「複数の部位の治療(首+肩+腰など)でないと、診断書日数以上の通院費はでない」と、言われたお客様がいらっしゃいます。
「首が痛いけれど、足はかすり傷だから、首だけ診察してもらおう。」となると、損をすることになりますね。
私の経験上、2か所以上の痛みがあれば、ほとんどの保険会社で細かいことは言いませんでした。少しの痛みでも、きちんと診察してもらうことが大切です。
また医療免許をもたない整骨院では保険がおりない場合もあります。事前に保険会社に確認を取り、十分な治療を受けるようにしましょう。
慰謝料の計算の仕方 少ないけどなぜ?
お客様の中には、保険会社からの慰謝料明細を当社にお持ちになり、
と、計算方法を聞きに来られる方もいらっしゃいます。
A様の場合も、「1日4,200円で、治療期間30日なのに何故84,000円なのか?」と、聞きに来られました。
自賠責保険は、「治療期間」が支払い対象になるわけではありません。
実際に通院した日数の2倍と比べて低い方が支払われるので少ない金額が支払われたのです。
★慰謝料は、どちらか低い方が適用される
4200円×入通院治療期間
VS
4200円×実際に入通院した日数×2
慰謝料/効率の良いもらい方
慰謝料の効率の良いもらい方をズバリ言うと
という事が言えます。
A様の場合でいうと、
ですので、本来満額ならば30日×4200円=126,000円をもらえたはずが、治療日数が10日だけだったため、少ない方の10日×2×4200円=84,000円しか支払われませんでした。
痛みや治療期間が長かった割に、金額が少なかったとA様がぼやいたわけですね。
慰謝料/満額もらうためには
満額の金額をもらうためには、
つまり、A様は「治療期間の半分の日数」15日を通院すれば満額もらえたんですね。
事故後のお役立ちサイト紹介
ここからは事故後に必要なお役立ち自動車サイトを紹介しています。
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まとめ 交通事故で慰謝料をいくらもらったの? 体験談や効率の良いもらい方をブログで紹介
交通事故で怪我をされて大変な思いをされている方もいらっしゃいます。
しかし軽度な怪我なのに、せっせと毎日通って慰謝料をもらおうという「ふとどき者」もいるので
「入院しないのに、いくらなんでも治療は毎日必要ないだろ~」
「治療は、せめて1日おきが妥当だろ~」
というのが、慰謝料の仕組みのようです。
無駄に毎日通っても慰謝料は半分しか出ませんのであしからず。
事故後に使える便利な自動車サイトも沢山あるので、お得に利用してください。
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