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後付けの自動ブレーキって、どんな装置?「アクセル踏み間違い・急発進防止装置」の仕組みや機能を解説

車事故イラスト

最近、高齢者が起こす事故が増え相次いでニュースが報道されています。

原因は「アクセルとブレーキの踏み間違い」の操作ミスがほとんどです。

高齢者が起こす事故が、社会問題にもなった事をうけて、東京都は「アクセル踏み間違い防止装置(後付け装置)の9割を補助(補助限度額は10万円/台)」を2019年8月から開始しました。

でも、

・後付け装置ってどんな装置?
・本当に効くの?
・高齢者でも簡単に扱えるの?
・どんなふうに改造・装着されるの?
・警告音だけじゃないよね?
・壁にぶつかりませんか?
・どんなメーカーがありますか?
・どこにいけば付けられるの?
・金額はいくらなの?
・どのくらいの日数でつけられるの?

など、様々な不安や疑問があります。

今日はこういった疑問に答え、後つけの自動ブレーキ「アクセル踏み間違い・急発進防止装置」について解り易く説明していきます。

適合車種や後付け機能の詳細、後付け装置の5社比較はこちらのページ

補助金」に関しての詳しい情報はこちら。補助金を行っている全国の行政・自治体一覧表もあります。

案内するのは、新車中古車販売・国土交通省/陸運局認証車検工場を営むオートディラーの「長嶋」です。50年の営業経験をもとに解説していきます。

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後付けの自動ブレーキって、どんな装置?「アクセル踏み間違い・急発進防止装置」の仕組みや機能を解説

「アクセル踏み間違い防止、急発進防止装置」は大きく分けて2つのタイプがあります。


◆「超音波センサー」で感知/作動するタイプ

◆「アクセルの踏み込み具合」で感知/作動するタイプ

具体的にはどんな装置なんですか?

良く解らないワン。

 

後付け自動ブレーキ◆「超音波センサー」で感知/作動するタイプ

「超音波センサー」を使ったタイプは、車の前と後ろのバンパーに「超音波センサーの装置」を取り付ける事で危険を察知・抑制します。

サポトヨ超音波センサートヨタHPより

「超音波センサー」を使った装置を扱っているのは

◆トヨタの後付け装置「サポトヨ+」
本体税込 55,080円 取付け工賃別

◆ダイハツの後付け装置「ツクツク防止」
本体税込 34,560円 取付工賃込み参考59,508円 

の2社になります。
適合車種や機能の詳細、後付け装置の比較はこちらのページ

超音波センサーで「急発進防止」する機能、仕組み

ダイハツ センサーダイハツHpより

超音波センサーは、車の前後バンパーに穴を開けて合計4箇所に取り付けます。

トヨタとダイハツに問い合わせたところ、取付期間は1日~2日との事でした。

穴のセンサーから超音波を出す事によって、前後3m以内にある壁や建物を検知する仕組みです。

アクセルを踏み間違った等で壁に地被いた場合は、センサーが危険を察知し、 コンピューターがエンジンの燃料供給を絶ちます(フューエルカット)。

ガソリンが供給されないので当然車は前に進みません。これにより壁への衝突が緩和され、事故が抑制されると言うわけです。


踏み間違う!!

パニック
アクセル全開(べた踏みしてまう)


壁に近づく危険

⚡⚡センサーが壁を感知⚡⚡

◆◆◆フューエルカット◆◆◆

燃料が絶たれる

自然に減速

事故を抑制

また、壁などに近づき過ぎた場合、踏み間違えた場合は、音でも警告してくれます。

加えて、文字表示で知らせてくれるタイプもあります(トヨタのみ)

サポトヨプラス 超音波センサートヨタHPより

わ~、すごいですね。
これで、踏み間違っても壁に激突しないわね。

これで、俺も車にひかれないな。

いいえ、絶対ぶつからないとは言い切れません。

え? どういう事?

「超音波センサー」が作動しない物とは

超音波は、

◆超音波が反射しにくい障害物
◆超音波を吸収しやすい障害物

を、正しく検知しません。ですから、超音波センサーは、正しく操作しない場合もあるので注意しなければなりません。

超音波センサーが作動しないサポトヨ動画より

超音波センサーが正しく作動しない場合

・壁が斜めになっている。
・壁に傾斜が付いている
・針金
・フェンス
・標識の支柱など細い障害物
・人・布・生垣などの音波が反射しにくい障害物
・スポンジ・雪など超音波を吸収しやすい障害物

わぁ。怖いですね。
システムを過信せず、安全運転ですね。

俺も気を付けて歩くぜ。

後付け「超音波センサー」タイプ 取付可能車種/取り扱い店

後付けの超音波センサータイプは、今のところ「トヨタ」と「ダイハツ」の2社しか行っていません。

適合車種がどんどん増えていますが、まだ開発中で着けられない車種もあります。

トヨタ・ダイハツ以外の車は下記で紹介する「アクセルの踏み具合で危険をキャッチするタイプ」で取り付け可能です。このタイプは、ほとんどの国産車に取り付け可能となっています

トヨタ・ダイハツの取付可能車種/取り扱い店、後付け装置の比較はこちらのページをご覧ください。

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後付け自動ブレーキ◆「アクセルの踏み込み具合」で感知/作動するタイプ

「アクセル踏み間違い・急発進防止装置」には、アクセルの踏み具合をセンサーが感知して急発進を抑制するタイプもあります。

アクセルペダルを踏む

このタイプの代表的な機種と販売店は・・・
ペダルの見張り番2  
取付販売店・・・オートバックス専売品 税込43,200円工賃ハーネス込

「S-Drive 誤発進防止2システム」
取付販売店・・・イエローハット、他提携店 あいおいニッセイ同和損保加盟モータース・クラリオン製品取扱全国モータースなど 本体30,000円 工賃別/ハーネス別

適合車種や機能の詳細、後付け装置の比較はこちらのページ

です。

オートバックスさんの「ペダルの見張り番」は、東京都の小池知事が試乗したものです。

▶「補助金」に関しての詳しい情報はこちら。補助金を行っている全国の行政・自治体一覧表もあります。

アクセルの踏み具合で「急発進を防止」する仕組み/機能

この、アクセルの踏み具合を感知するシステムは、アクセルの踏み具合を5段階で識別したり、運転者に合わせた踏みこみ方を学習し作動してくれる優秀な装置です。

この装置はアクセル信号を常時モニターし、危険を感じたらアクセル信号をキャンセルし急発進を防止する仕組みになっています。また、警告音でも危険を知らせてくれます。

オートバックスさんに行って問い合わせたところ、取付け時間はなんと2時間だそうです。

ブレーキやアクセルを制御できるハーネスを付ける事で簡単に設置できるそうです。

ブレーキハーネスオートバックスペダルの見張り番HPより 取付ハーネス

解り易く展開すると次のようになります。


突然のハプニング

パニック

・慌てて強くアクセルペダルを踏み込んだ
・ブレーキと間違ってアクセルを踏んだ
・ブレーキとアクセルを一緒に踏み込んだ


⚡⚡アクセル信号をキャッチ⚡⚡

◆◆◆フューエルカット◆◆◆

燃料が絶たれる

自然に減速

事故を抑制

アクセルの踏み込み具合で、抑制してくれるのね

そうです。強く踏み込むと、ガソリンがカットされて前に進まなくなります。

でも、坂道だったり、高速道路の追い越しは?
強い踏みが必要ですよねぇ?

この場合も、踏んでも前に進まないって事?

大丈夫です。機能をON・OFFするスイッチが付いています。

ON・OFF機能で通常運転に戻る

この装置には機能をOFFにし通常の運転にいつでも戻す事が出来るスイッチが取り付けられています。

スイッチがONの時は、自分のアクセルの踏み具合で「急発進を防止」してくれますが、

上り坂を登る車

・坂道をいくら踏み込んでも、前にか進まない。
・停車時の坂道発進が出来ず、後ろに下がってしまう。
・高速道路などでの追い抜きが出来ず減速してしまう
・雪道・悪路から抜けだせない

などの不具合が発生してしまいます。せっかく取り付けたのに、坂道発進で後退して、後ろの車にぶつけてしまっては元も子もありません。

その為、この装置には機能をOFFにし通常の運転にいつでも戻す事が出来るスイッチが取り付けられています。

ペダルの見張り番Ⅱペダルの見張り番Ⅱスイッチ S-DRIVE 誤発進防止システム2S-DRIVE 誤発進防止システム スイッチ

坂道や追い越しは、このスイッチを切ればいいのね。

年配の人は、ちょっと慌ててしまうかもしれませんね。

後付け「アクセルの踏み具合」タイプ 取付可能車種/取り扱い店

取り付け可能車種は、トヨタ・ホンダ・日産・ダイハツ・マツダ・スズキなど、国産車ではほとんどの車が取り付け可能です。

オートバックスの「ペダルの見張り番」では「電子制御アクセル車」のみとありますが、「S-DRIVE 誤発進防止システム2」では、ワイヤー車でもOKです。

「ペダルの見張り番」「S-DRIVE 誤発進防止システム2」の取付可能車種/取り扱い店、後付け装置の比較はこちらのページをご覧ください。

※「電子スロットル車」とは、アクセル開度のコントロールをコンピュータがおこなう車両のことで最近の新型車はほとんど「電子スロットル車」です。

「ワイヤー車」とはこのコントロールを物理的にワイヤーで行う車両のことです。

後付け「アクセル踏み間違い・急発進防止装置」は、自動ブレーキではない

シルバーマークの車

お気づきになった方もいらっしゃると思いますが、こちらの装置を「後付け自動ブレーキ」で検索される方が多いので、あえて「後付け自動ブレーキ」とタイトルを付けています。

しかし、「アクセル踏み間違い・急発進防止装置」は「自動ブレーキ」ではありません。

加速が抑制されるだけで「自動ブレーキ」の機能はありません。

危険を察知するとセンサーによりコンピューターに指令が行き、フューエルカット(燃料カット)されます。その為、自然に減速されるだけで「ブレーキ」が作動するわけではないのです。

勢いが良ければ、ぶつかってしまう可能性もあるのです。

ブレーキがかかるわけじゃないのね。

そうです。ですから、システムを過信せず、周囲の状況を把握し安全運転を心がける事が肝心です。

まとめ 後付け自動ブレーキ

車 イラスト 人々が手をつなぐ

後付け自動ブレーキは、自動ブレーキがかかると思い込んでいる人が多いです。

しかし、機能や仕組みを理解すると、ブレーキがかかるわけではない。あくまでも「事故の抑制」としての機能だと言う事が良く解ると思います。

後付け装置を付けたからと言って、運転を過信してはなりません。

私の父はダイハツ車に乗っていますが、この装置の装着を検討しましたが、断念しました。

父の車は、ダイハツのつくつく防止の適合車種でしたし、オートバックス等での装着も可能でした。

ところがあちこち問い合わせて、ディーラーの方や整備士さんに聞いてみると無理なことが分かったのです。

理由その1

年を取って平衡感覚や距離感がなくなったせいか、車庫のあちこちにぶつけて車はすり傷だらけです。

ディーラーさんにいわせると、バンパーにせっかくセンサーを付けても、ぶつけたり擦ったりするとセンサーはすぐ壊れて使い物にならなくなる。

また、今の凹みを直してから取り付けるとなると、かなり金額がかかるとりこと、車をよく擦る父には無理かなという感じです。

理由その2

オートバックス等の機種は、坂道や追い越しの時にスイッチをOFFにしなければなりません。

テレビ録画のボタンの位置も忘れてしまう高齢の父に、このスイッチを押すことが出来るか?疑問に思ったからです。

坂道で車がずり落ちて後退し、初めて気づいて慌ててしまったら、もっと危険ではないかと。

やはり父には、今期で免許証返納をしてもらうという事で親子の話し合いは合致しました。

しかし、車が必需品の地域ではお年を召しても車を手放すことはできません。

そんな方の為にも、この装置はとても重要な役割を果たすと思います。ぜひこの装置を付けて安全運転を心がけて欲しいと思います。
適合車種や機能の詳細、後付け装置5社の比較はこちらのページ

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