車を購入し代金を支払う際「振込」を指定されることがほとんどですが、中には「現金手渡しOK」のお店も沢山あります。
今日は、現金手渡しがなせ嫌われるのか、支払える店はどこか。現金払いのメリット/デメリット。支払いのタイミング等も合わせて解説していきます。
案内するのは、新車中古車販売・国土交通省/陸運局認証車検工場を営むオートディラーの「長嶋」です。50年の経験をもと実際に起こったトラブルや解決方法を解説します
車購入★現金手渡しでも大丈夫?現金払いのメリット/デメリット
現金手渡しは断られる?
車の支払いは、現金の「手渡し」をイメージする人が多いですが、現在、ディーラーでは「現金」での受け取りはしていません。
「振込」を指定される場合がほとんどです。現金手渡しは断られます。
最近では電子化や、社会のキャッシュレス化が進んだせいで、車の支払いは「振込」が一般的になりました。
私たち販売協力店が新車をディーラーから仕入れる場合も、必ず「振込で!!」と念を押され、現金は受け取ってもらえません。振込のみです。
現金一括払い/手渡しは嫌がられる?
以前は店頭で現金一括払いは普通にできましたし、セールスが自宅まで集金に来てくれました。
現金一括払いは、現金(札束)をポンと手渡しできるので、お客様も気分がよかったんですけどね。
でも、実をいうと、現金手渡しのお客様は、営業マンに昔から嫌がられたんです。
手渡しで支払うと嫌がられる理由はこんな感じ。
などの理由です。
「中古車の現金一括払いは嫌がられる理由」については別記事で詳しく紹介しています。
え~、びっくり。
現金で払える店はないの?
現金払いがOKの販売店
車購入時の支払い方法は「振込」が一般的ですが、中には「現金手渡しでもOK」の店もあります。
個人で経営している「中古車販売店」、「ディーラー販売協力店」、車を販売している「車検修理工場」などでは現金手渡しでの支払いが可能です。
全国チェーンのような大型販売店は、ローンのキックバックが重要な収入源の為、現金払いを嫌います。
でも、個人経営の店舗では、ディーラーほど経理や管理が複雑ではないので、快く「現金でもいいですよ~」と言ってくれるお店が多いです。
「売上計上を翌月にしたい」など、確定申告対策に「現金の方が歓迎」なんていう店舗もあります。
では、車を購入した時「現金払い」のメリットは何でしょうか。
現金手渡しのメリット
確実に手渡せる
振込となると、なんだか機械的で寂しいものですが、対面で現金を渡し、代わりに車を受け取る。
車の為に必死で貯めたお金を「確実に手渡す」ことで感動が生まれ、あらためて大切に乗ろうと感じる人は少なくないでしょう。
店主と、ひざを突き合わせ、車の話題で盛り上がり、信頼も深まり、次の購入や「車検」もここにお願いしようと言う親近感も沸きます。
面倒がない
タンス預金をしている人は、そのまま現金を持って支払いが出来るので面倒がありません。
金融機関のほとんどのATMでは、振り込め詐欺防止の為に100万円までしか振り込めません。
高額な車両の支払いになると、何回も振り込む作業が必要になってしまいます。その点、手渡しですと簡単ですね。
振込手数料がかからない
ATMの支払いは、振込手数料がかかります。
ディーラーは「振込手数料を引いていいですよ」と言ってくれますが、高額の車両の場合、数回に分けて振り込むと、振込手数料が何度もかかってしまいます。
一括で振り込めないのは、こちらの落ち度のような気がして、さすがに何度も差し引けませんよね。
他銀行宛てですと、1回の振込手数料が660円~770円(銀行によって異なる)です。
磁気付キャッシュカードの場合、ATMでの振り込み限度額が100万円までなので
300万円の車を100万円×3回に分けて払うと、1980円~2310円も振込手数料がかかってしまいます。
これなら手渡しで支払った方が、手数料がかからず良いですよね。
キャッシュカードの種類によるATM限度額については、別ページで詳しく解説しています。
好きな時間に支払える
現金で手渡しの場合、好きな時間に支払えます。
銀行の窓口やATMのように閉店時間を気にせず、自分の都合の良い時間にアポをとって支払いに出向けます。
また、銀行の窓口で多額の現金を振り込んだり、通帳から送金する場合は、本人が行かないと手続きが行えません。
代理で家族に行ってもらっても、必ず確認電話をとれるような状況にしておかないと振り込んでもらえないので、不便です。
値引きをしてもらえる
振込の場合は、派数まできっちり支払わなければなりませんが、「対面で手渡しの支払い」ですと、数千円、数百円を値引きカットしてもらえることが多いです。
ダメもとで、交渉してみるのも良いですね。
現金手渡しのデメリット
身の危険を感じる
大金を持ち歩くのは、物騒です。支払いが終わるまで、紛失しないか、誰かが後をつけてこないか心配になります。人の目が気になり、他人を疑ってしまいます。
ATMや銀行での引出しがたいへん
ATMは、普通のキャッシュカード50万円 まで、ICチップ付きキャッシュカードでは100万円までしか下せません。
銀行窓口では、振り込め詐欺防止の為銀行員が目を光らせ、本人確認書類・契約書の提出が必要となります。
どうせなら、そのまま振り込んでしまった方が楽ですよね。
車購入 現金一括支払いのタイミング
車の代金を、現金一括で支払う場合、3つの支払いタイミングがあります。
契約時に「頭金」や「手付金」を払い、残りの残額は、登録日前か納車日前に支払う方法、もしくは納車日に現金一括払をする方法です。
3の場合は、よほど信頼があるお客様でなければダメですね。
「新車・中古車購入時の支払いタイミング」は別ページで詳しく解説しています。
車購入代金の「振込み」/事前に知っておきたい豆知識
ここまで読んで、やはり「振込」にしたいと思った方。
車の購入代金を、いざ「振り込もう」となった時、多くの問題点にぶつかります。
振込前にはこれらの予備知識が必要です。
事前に知っておきたい車購入時の現金一括の振込 については、別ページで詳しく解説しているので参考にしてください。
納車の待ち時間を利用して、車を安く買おう!!
車を購入したら「納車に良い日」や「支払い」が気になりますね。
下取り車があるなら、高く売る事でトータルで安く車を買う事が出来ます。
「ディーラー」で査定した下取り車の価格は、かなり低く見積もられています。
ディーラーは、人件費や車両保管、整備等の経費が多く掛かかるので仕方ないんですよね。
買取専門店ですと廃車と言われた車でも、平気で20万円以上高く見積もられる事があります。
でも、自分の車の相場が高いのか安いのか分かっていないと、ディーラーの査定額が高い安いの判断が出来ません。
わたくし長嶋が、時間がない時にこっそり利用しているのが電話一本で無料査定・高価格買取【カーネクスト】 です。
廃車予定の車、動かなくなったた車にも値がつき、無料で自動車税の還付手続きもしてくれるのはここだけです。
他社のような細かい個人情報入力はなく、氏名と電話番号などの、簡単20秒の入力で自分の車の買取金額がわかります。
ディーラーの査定額に惑わされず、ぜひ、お安く車を購入してください。
まとめ 車購入★現金手渡しでもOK?現金払いのメリットは沢山ある
最近は、車購入代金を「振込」指定の販売店がほとんどですが、現金払いが出来る店や、メリットも沢山あります。
「現金手渡し」での支払いは、確かにキャッシュレス化の今の時代には逆行しています。
しかし現在、車の支払いは「クレジットカード」で支払えない人がほとんどですし「電子マネー」のように簡単に支払えません。
現金払いの方が都合が良いお客様も沢山いるはずです。
当店では、これからも現金でのお支払を受け入れていく予定です。お客様のニーズに答えて、振込・現金を選択できるお店と出会えると良いですね。それではまた。