軽自動車の名義変更に「かかる費用」や「仕上がる時間」をディーラー・車屋・行政書士ごとに比較、どこが安いのか、自分にむいているのはどの代行業者か解ります。
案内するのは、新車中古車販売・国土交通省/陸運局認証車検工場を営むオートディラーの「長嶋」が50年の経験をもとに、ご案内いたします。
軽自動車の名義変更の費用はどこが安い?ディーラー・車屋(修理工場)・行政書士料金を比較
軽自動車の名義変更はどこに依頼するの?
軽自動車の名義変更は、どこに頼めばいいの?
軽自動車の名義変更を依頼できるのは、ディーラー・車屋(修理工場)・行政書士などの代行業者です。
軽自動車の名義変更は、自分で行うと手数料が無料で一番安いのですが、手続きを行う「軽自動車検査協会」は「平日」しか開いていません。
さらに、お昼の1時間を抜いた「9時~4時」に手続きを行う必要があります。
平日に「名義変更」に出向けない方は、代行業者に依頼しましょう。
自分で行う軽自動車の名義変更の方法は別ページで詳しく解説しています。
では、なるべく安く敏速、確実に済ませる名義変更は、どこに頼めばよいのでしょうか。
ディーラー・車屋(修理工場)・行政書士の「料金」や「仕上がる時間」を比較してみました。
軽自動車の名義変更 安く早いのは「行政書士」
結論から言うと、「ディーラー」が一番高額で、お安く早いのは「行政書士」でした。
ただし、それぞれの利点、かかる費用等を詳しく解説しているので、自分にはどの方法が向いているかチェックしてみてくださいね。
軽自動車の名義変更 ディーラー
ディーラーに依頼したほうが良い人
名義変更をディーラーに依頼したほうが良い人はこんな人です。
◆雰囲気やサービスの良さを求める人
◆値段よりスピード重視する人
◆近所にディーラーがある人
ディーラーに行くと最新型車が展示され、接客態度も良く気分が上がりますよね。
「名義変更」の手数料は高額ですが、専門性が高い分、仕上がりのスピードが速く安心して依頼することが出来ます。
また、自社「メーカー」にかかわらず、他社メーカーの「名義変更」も引き受けてくれるので、遠くの業者を探すより、近くのディーラーへ気軽に頼んでみましょう。
帰りに、新車のカタログをもらったり、試乗させてもらえる特典もあります。
ディーラーに依頼する場合の費用・仕上がり時間・信頼度です。
ディーラー | 信頼度 | かかる時間の目安 | 費用の目安 |
車庫証明なし | 高 | 1日~6日 | 15,000円~20,000円 |
車庫証明あり | 高 | 5~6日 | 25,000円~30,000円 |
かかる費用/ディーラー
名義変更の費用は、代行業者の中ではディーラーがいちばん高額です。
ディーラーのブランド力や、サービスの良さ、人件費、広告宣伝費を考えれば仕方がないすよね。
また、※車庫証明が必要な地域の場合は、費用が1万円プラスされています。
※車庫証明とは、自動車の保管場所を証明するもので、普通自動車と同じように車庫証明を必要とする地域があります。軽自動車の場合、基本的に県庁所在地、人口10万人以上の市区町村、東京・大阪の中心から30km圏内の市区町村などが対象です。
車庫証明が必要な地域は、別ページで詳しく解説しています。
仕上りまでの時間/ディーラー
ディーラーでは費用は高額ですが、仕上がりまでにかかる時間は最短でスピーディです。
ディーラーは顧客件数が多い為、1日に何度も陸運局や、軽自動車検査協会を往復しています。
車庫証明がいらない「名義変更」であれば、最速で半日あれば仕上がるので、急いで名義変更をしたい人には向いています。
車庫証明がいる場合は時間がかかる
車庫証明の必要な「名義変更」は時間がかかります。
車庫証明が出来上がるまで、警察署で3~4日かかるからです。
実際に警察官が保管場所を確認に行くから時間がかかるんだよ。
管轄の警察によって仕上がる日数が異なります。ディーラーでの仕上がりは最短5日を目安にすると良いでしょう。
そんなに待てないという方は、車庫証明を後回しにしてすぐに登録することもできます。
なぜなら、「軽自動車の車庫証明」は「普通車の車庫証明」と違って届け出制だからです。
名義変更時に車庫証明がなくても登録できるので、急いでいる場合は、名義変更後に車庫証明を届け出ましょう。
節約のために、後でゆっくり自分で車庫証明を出しても良いですね。印紙代の3000円前後だけで車庫証明の届け出ができます。
ただし。15日以内などの期限があるので注意が必要です。 車庫証明の書き方等、詳しくは、別ページで詳しく解説しています。
軽自動車の名義変更 車屋・修理工場
車屋・修理工場に依頼したほうが良い人
◆低価格・信頼性を重視する人
◆仕上りまでの時間に余裕がある人
◆忙しく市役所に行けない人
◆車検が近い人
◆その店で購入・車検の付き合いがある人
「名義変更」を急がない人、車検のタイミングで名義変更を依頼する人は、昔から取引がある店舗では、ディーラーより安く依頼ができ、費用を抑える事が出来ます。
仕事で住民票を取りに行けない人や、印鑑を忘れた人にも、融通を効かせて市役所に行ってくれたり、市販の認め印を押してくれるなど、ディーラーにはないサービスが受けらるメリットがあります。
車屋・修理工場に依頼する場合の費用・かかる時間・信頼度です。
◆費用:安い
◆時間:ディーラーより2~3日多い
◆信頼度:高
車屋/修理工場 | 信頼度 | かかる時間の目安 | 費用の目安 |
車庫証明なし | 高 | 1~3日 | 10,000円~15,000円 |
車庫証明あり | 高 | 1週間前後 | 15,000円~25,000円 |
かかる費用
車屋や修理工場は、ディーラーより人件費や広告費が抑えられている為、比較的低価格で、「名義変更」を依頼することが出来ます。
全国規模の大型店舗では「値引き」は期待できませんが、個人経営で、購入歴がある車屋や、車検を出している修理工場は、サービス価格で請け負ってくれる可能性があります。
修理工場では、車検のタイミングで名義変更するとさらに格安になる場合がほとんどで、リーズナブルに「名義変更」を依頼できます。
仕上がりまでの時間
車屋や修理工場に依頼する「名義変更」は、ディーラーより少し時間を要します。
「車検」や「売れた車」の登録時に、まとめて名義変更を行う業者が多いからです。
軽自動車の名義変更は書類上の手続きで済むのですが、その為だけで軽自動車検査協会に出向くと仕事の効率が悪くなってしまいますからね。
1日に何度も登録に出向くディーラーより、時間がかかる場合があります。
軽自動車の名義変更 行政書士
行政書士に依頼したほうが良い人
・とにかく低価格が良い人
・名義変更に慣れている人
「名義変更」を格安で行う行政書士は、インターネットで簡単に検索できます。行政書士連合会などで希望の地域の行政書士を探してみましょう。
ただし、整備工場でもJU加盟店で、新車・中古車を販売している所は大丈夫です。JU(中販連)では県外登録サービスを行っているので、ディーラーや行政書士に頼むより安価に名義変更を行ってくれます。
行政書士に依頼する場合の費用・かかる時間・信頼度です。
◆費用:いちばん安い
◆時間:いろいろ
◆信頼度:中
車屋/修理工場 | 信頼度 | かかる時間の目安 | 費用の目安 |
車庫証明なし | 中 | 半日~1週間前後 | 7,000円~15,000円 |
車庫証明あり | 中 | 1~2週間前後 | 17,000円~25,000円 |
かかる費用
行政書士を利用するのは業者がほとんどで、価格も安いですが一般の人はあまり利用しません。
一般の人が利用する場合は、個人間で車を売買した場合や、県外への移転、オークションでの売買などで利用する事が多いです。
陸運局や、軽自動車検査協会が近い行政書士を選ぶと、交通費がかかりませんからリーズナブルな費用で請け負ってくれる場合が多いです。
仕上がりまでの時間
ディーラーや車屋さんに依頼されて、「名義変更」を専門に行う行政書士もいます。行政書士にも寄りますが、半日~2週間とかかる時間は様々です。
県外の行政書士に依頼する場合は書類の郵送時間がかかります。仕上がりまでの時間を確認してから依頼しましょう。
軽自動車の名義変更に必要な書類については別ページで詳しく解説しています。
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まとめ 軽自動車の名義変更費用はどこが安い?ディーラー・車屋・行政書士料金を比較
軽自動車の名義変更で一番安いのは、行政書士です。
特に格安の行政書士を探すなら、陸運局に距離が近い場所に「事務所」を置いている行政書士がおすすめです。
ただし、行政書士は、郵送での手続きが多く時間がかかります。書類に不備があると2度手間になるので一般の人には難しいかもしれません。
次に価格が安いのは、個人経営の小規模な車屋や修理工場です。もともとの価格設定も安価ですが、購入歴、車検での付き合いがあればさらに安くしてくれる可能性があるのでねらい目です。
1番価格が高いのは、ディーラーです。他の代行業者より+5,000円~8,000円と高額です。しかし、ブランド性、専門力とスピーディな仕上がりは信頼度が高いです。
名義変更の代行業者は様々です。
どの業者を選んだ場合でも、変更できる日にちを取り決め、前の持ち主に迷惑がかからないよう確実に仕上げる事が大切です。
それでは良いカーライフをお送りください(@^^)/~~~
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